キャッシュ機能説明書 (統合環境設定編)
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目次
索引
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7.6 IPアドレスグループ設定
本節では、IPアドレスグループ設定の設定項目について説明します。
IPアドレスグループ設定では、IPアドレスグループの追加、変更、および、削除ができます。
以下にIPアドレスグループ設定の設定項目の説明を示します。
- グループ名
- グループ名を入力します(省略できません)。
- グループ名は64文字まで入力できます。
- 英数字と
一部特殊文字(特殊文字セット3)で指定します。
- IPアドレス
- IPアドレスを入力します(省略できません)。
- IPアドレスは“X1.X2.X3.X4[/nn]”の形式で指定します。
X1は1〜255、X2〜X4は0〜255までの10進数または後述の規則に従い、‘*’(0〜255と等価)を指定することができます。
最後の‘/nn’は先頭からの有効ビット数で、nnは以下の範囲で指定します。
X1.*.*.*/nn nn:1〜8
X1.X2.*.*/nn nn:1〜16
X1.X2.X3.*/nn nn:1〜24
X1.X2.X3.X4/nn nn:1〜32
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IPアドレスの記述形式には、以下の3つの形式があります。
- 1. 単一ホストのIPアドレスを指定する形式
- 以下にその例を示します。
- 2. 複数ホストのIPアドレスを指定する形式(その1)
- IPアドレスの下位フィールドに‘*’を利用することで、数値で示された全てのネットワークに含まれるホストを指定することができます。
“*.*.*.*”の指定はできません。
以下にその例を示します。‘*’の位置は、下図のいずれかの形式となります。
10.*.*.* (10.0.0.0〜10.255.255.255)
10.67.*.* (10.67.0.0〜10.67.255.255)
10.67.89.* (10.67.89.0〜10.67.89.255)
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- 3. 複数ホストのIPアドレスを指定する形式(その2)
- 有効ビット数指定を利用することで、複数のサーバをより効率的に指定することができます。
以下にその例を示します。
172.16.128.*/20 (172.16.128.0〜172.16.143.255)
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上記の例では、先頭から20ビットが指定有効範囲となります。
1つのフィールドは8ビットに相当するので、3番目のフィールドの上位4ビットまでが指定対象となります。
従って上記の例では、
172.16.128.0(=172.16.128.0+0.0.0.0)〜172.16.143.255(=172.16.128.0+0.0.15.255)
がその指定範囲となります。
図7.3にIPアドレスグループ設定の設定例を示します。
図7.3 IPアドレスグループ設定の設定例
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