5.1 ndlbprm

負荷分散／QoS制御インストールガイド

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第5章コンフィグレーションユーティリティとは

5.1 ndlbprm

■名前

ndlbprm ----- 負荷分散パラメタ設定コマンド。

■形式

/opt/FJSVndlb/bin/ndlbprm [パラメタキー] [パラメタ値]

■機能説明

指定されたパラメタキーに対応するパラメタ値を負荷分散に設定します。設定を有効にするためにはシステムを再起動する必要があります。オプションを指定しない場合は、現在のパラメタ設定値が表示されます。

■オプション

◆オプション指定なし

オプション指定なしの場合、現在のパラメタ設定値が表示されます。表示されるパラメタ値は本コマンドで設定可能なパラメタのみです。

# ndlbprm
idletimer                            3600
pmc_clidletimer                      3600
pmc_svidletimer                      180
iiop_responsetimer                   180
iiop_receivewatchtimer               30
iiop_detail_errorcode                 0
log_conn_timeout                      0

◆[パラメタキー] [パラメタ値]

パラメタキーとパラメタ値は必ずセットで指定してください。設定可能なセットは1つだけです。パラメタキーとパラメタ値に設定可能な値は以下の通りです。

パラメタキー	説明	設定範囲
idletimer	IIOPメソッド毎分散/Webアクセラレーション使用時以外の、クライアントと分散対象サーバ間の無通信監視時間（単位:秒)。	180～7200
pmc_clidletimer	IIOPメソッド毎分散/Webアクセラレーション使用時の、クライアントとTraffic Director間の無通信監視時間(単位:秒)。	180～7200
pmc_svidletimer	IIOPメソッド毎分散/Webアクセラレーション使用時の、分散対象サーバとTraffic Director間の無通信監視時間(単位:秒)。	180～7200
iiop_responsetimer	IIOPメソッド毎分散使用時の、分散対象サーバからのレスポンス監視時間(単位：秒)。	180～900
iiop_receivewatchtimer	IIOPメソッド毎負荷分散使用時のIIOPリクエスト受信完了監視時間(単位：秒)。	0 (監視しない) または 30～180
iiop_detail_errorcode	IIOPメソッド毎負荷分散使用時のマイナーコードを詳細化して通知できるようにします。	0 (無効) または 1 (有効)
log_conn_timeout	無通信監視により内部のコネクションテーブルを削除した際にシステムログにメッセージ出力するかどうかを設定。	0 (出力しない) または 1 (出力する)

■終了ステータス

0（正常終了）

0以外（異常終了）

■使用例

・IIOPメソッド毎分散/Webアクセラレーション使用時の分散対象サーバとTraffic Director間の無通信時間を1800秒に設定します。

# ndlbprm pmc_clidletimer 1800
The parameter is changed.
Please reboot the system.

・IIOPメソッド毎負荷分散使用時のIIOPリクエスト受信完了監視を無効に設定します。

# ndlbprm iiop_receivewatchtimer 0
The parameter is changed.
Please reboot the system.

■メッセージ

メッセージ	内容
Permission denied.	管理者権限がありません。本コマンドの実行には管理者権限が必要です。
The parameter key error.	パラメタキーの指定が間違っています。正しいパラメタキーを指定してください。
The parameter value error.	パラメタ値の指定が間違っています。正しいパラメタ値を指定してください。
The parameter error.	パラメタの指定が間違っています。正しいパラメタを指定してください。
The parameter is not changed.	パラメタが変更できませんでした。システムに異常がある場合があります。当社技術員に連絡してください。
The parameter is changed. Please reboot the system.	パラメタが変更されました。システムを再起動してください。

“The parameter key error.”及び“The parameter value error.”、“The parameter error.”では、コマンド使用方法も追加で表示します。

usage: ndlbprm [key] [value]
  <key>                         <value>
  idletimer                     180 - 7200
  pmc_clidletimer               180 - 7200
  pmc_svidletimer              180 - 7200
  iiop_responsetimer            180 - 900
  iiop_receivewatchtimer        0,30 - 180
  iiop_detail_errorcode           0 or 1
  log_conn_timeout              0 or 1

本コマンドは“/opt/FJSVndlb/bin"にインストールされます。
本コマンドを二つ以上同時に実行しないでください。
パラメタ設定後は、パラメタを有効にするためには、必ずシステムを再起動してください。
複数のパラメタを同時に変更したい場合は、個々のパラメタを変更後、システム再起動してください。
パラメタ設定表示は定義ファイルの値を表示します。そのため下記条件の場合実際に動作中の値と異なって表示される場合があります。
- パラメタ設定後、システム再起動前
本コマンドを実行するには管理者(root)権限が必要です。
“idletimer"は通過型配置及び並列型配置の両方で同一の値が設定されます。
各パラメタの設定については「負荷分散/QoS制御テクニカルガイド」の“11.1.3 クライアントアプリケーションへの注意事項”及び“第14章無通信監視について”を参照してください。

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