Symfoware(R) Server 概説書 - FUJITSU - |
目次 索引 |
Symfoware Serverのデータベースは、3つの構造で構成されます。これは、基幹業務の大規模データベースに対応するためのアーキテクチャとして、プログラムとデータ構造の独立性や処理能力と信頼性への配慮をしたものです。
以下にデータベースの構成要素について説明します。
物理構造
データベースのデータを格納するデータベーススペースを定義する構造です。
論理構造
データベース構造を論理的に定義した構造です。スキーマ、実表およびビュー表などで構成されます。論理構造で定義したスキーマ、実表およびビュー表などは、SQL文を使ってアプリケーションから操作ができます。
格納構造
データベースを論理的に複数の運用単位に分割して運用するための構造です。
格納構造はDSOとDSIで構成されます。DSOは、論理構造で定義した実表に対するデータの格納構造を定義します。DSIは、実表およびインデックスと格納先のデータベーススペースとの対応づけを定義します。
格納構造を設計することで、実表やインデックスを複数のデータベーススペース上に分割配置することが可能となるため、運用単位に独立して、かつ並行してデータベースの保全・保守運用ができます。
Symfoware Serverのデータベースの構成について、以下に示します。
それぞれの構成要素および定義方法についての詳細は、“RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。
目次 索引 |