Symfoware(R) Server 概説書 - FUJITSU -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第1章 Symfoware Serverとは何か
上へ1.1 Symfoware Serverの目的

1.1.2 ソリューションの提供

インターネットをバックボーンとするビジネス環境におけるデータベースの要件に対して、Symfoware Serverが提供するソリューションについて、説明します。

■ソリューション

インターネットビジネスでは、データベースが実現すべき要件が5つあります。

このような要件に対して、Symfoware Serverは包括的なソリューションを提供しています。高性能に対しては、TPC-Cで実証された世界最高性能のデータベースエンジンを提供しています。高可用性に対しては、24時間365日無停止でサービスを保守・運用するための機能を提供しています。運用性に対しては、データが大容量化しても限られた時間で運用を可能とするための高性能ユーティリティを提供しています。さらに、クラスタ・アーキテクチャによって、複数のサーバを結合することによって、ミッションクリティカルにおける拡張性、高信頼性を実現しています。

このように、Symfoware Serverは、インターネットをバックボーンとするビジネス環境におけるデータベースに求められる要件を解決します。

Symfoware Serverのソリューションについて、以下に示します。

[図:ソリューション]

image

■ソリューションを支えるテクノロジー

これらのソリューションを実際に構築するためには、Symfoware Serverの確固としたテクノロジーが求められています。Symfoware Serverは、以下のテクノロジーを備えることにより、インターネット時代のビジネスシステムに融合するデータベースとなります。

1つは、ネットワーク上にシステムを構築するためのテクノロジーとして、JavaやXML(eXtensible Markup Language)といった最新の標準技術を取り入れることによって、アプリケーションの流用性を高め、システム生産性の向上を図っています。また、ネットワーク環境で運用するために必須である高いセキュリティ機能も実装しています。Symfoware Serverのセキュリティは、世界標準規格ISO15408の商業システムにおける最高水準であるEAL4に準拠しています。さらに、このようなシステム構築に対しては、運用開発環境を完備しています。GUIからの簡単な選択操作で、アプリケーションの開発から、データベースの構築、データの確認まで行うことができます。

このようなテクノロジーを使うことによって、インターネット環境におけるデータベースシステムを効率的に構築することができ、かつ、高い信頼性を持ったシステムを構築することができます。

ソリューションを支えるテクノロジーについて、以下に示します。

[図:ソリューションを支えるテクノロジー]

image


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2003