Symfoware(R) Server SQLビギナーズガイド - FUJITSU -
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上へ第2章 データを検索する方法

2.1 列の値をそのまま取り出す

表から1行のデータを取り出すには、単一行SELECT文を使用します。単一行SELECT文の例を以下に示します。

在庫表から、製品番号が“215”の行の在庫数量を求めます。
SELECT 在庫数量 INTO :STOCKQTY
      (1)  (A)   (2)
    FROM 在庫管理.在庫表 WHERE 製品番号 = 215
    (B)    (3)     (C)    (4)

(1) 選択リスト

(2) 選択相手リスト

(A)〜(2) INTO句

(3) 表名

(4) 探索条件

(B)〜(3) FROM句

(C)〜(4) WHERE句

この例の単一行SELECT文では、選択相手リスにホスト変数“STOCKQTY”を指定しています。ホスト変は、応用プログラとデータベースの間でデータの受渡しをするのに使用する変数です。すなわち、応用プログラムで参照するデータをデータベースから取り出すため、または逆に、応用プログラムで設定したデータをデータベースに格納するために、SQL文に指定する変数です。ホスト変数の宣言は埋込みSQL宣言節で行います。ホスト変数をSQL文中に指定する場合には、変数の前にコロン“:”を付けて指定します。ただし、SQL文以外のC言語およびCOBOLのステートメント中では、一般のC言語およびCOBOLの変数と同じで、コロン“:”は付けません。また、C言語ではホスト変数名に各国語文字を使用することはできません。

本節では、単一行SELECT文で行うことのできる以下の操作を説明します。


下へ2.1.1 複数の列の値を取り出す
下へ2.1.2 ナル値を含むデータを取り出す
下へ2.1.3 複数の表からデータを取り出す
下へ2.1.4 冗長な行を取り除いて取り出す

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