IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
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付録F エラーメッセージ

F.2 例外情報

Interstage Proxyで発生する例外情報の原因と対処

例外情報

意味

発生箇所・原因と対処方法

UNKNOWN

CORBAサービスの初期化エラーまたは、未知の例外が発生しました。

  • CORBAサービスの初期化が失敗しました。

→CORBAサービスが起動されているか、CORBAサービスが動作するための資源などが不足していないか確認します。

  • Interstage Proxyが異常終了しました。

NO_MEMORY

動的メモリの獲得に失敗しました。

  • 動的メモリの割り当てに失敗しました。

→スワップの使用量を確認し、使用率が高ければ、スワップまたは実メモリを増やします。

COMM_FAILURE

通信に失敗しました。

→ネットワークの接続に問題がないか確認します。

→ローカルマシン内で通信に失敗した場合は、サーバが動作しているか確認します。

  • タイムアウトが発生した可能性があります。以下の原因が考えられます。
    - 送受信データ量が大きいです。
    - サーバでの処理に時間がかかっています。
  • 接続サーバ/クライアント数、またはリクエスト数の上限に達した可能性があります。

→CORBAサービスのconfigの該当するパラメタ値を大きくした後、CORBAサービスを停止・再起動します。(configで変更できるパラメタについては、“5.4 CORBAサービス設定”を参照してください。

NO_IMPLEMENT

Interstage Proxy情報がありません。または、サーバが起動していません。

  • サーバが起動されていません。
  • CORBAサービスへInterstage Proxy情報が正常に登録されていません。

→CORBAサービスへInterstage Proxy情報を削除し、再登録してください。

NO_RESOURCES

リソースが不足し、リクエストを実行できません。

  • メモリ不足が発生しました。

→実メモリやスワップを増やします。

  • プロセス多重度の上限を超えてサーバの起動を行いました。
  • セマフォの上限に達しました。

→カーネルパラメタのセマフォの上限値を増やします。

  • 受け付けたリクエスト数がキューの受付け数の上限を超えました。
  • サーバで使用可能なfd数の上限を超えました。

→使用可能なfdの上限を拡張しサーバを再起動するか(ulimitコマンド)、不要なクライアントを終了させます。

NO_PERMISSON

アクセス権限が有りません。

  • Interstage Proxyのアクセス制御機能により、中継処理を拒否しました。

→Interstage Proxyのアクセス制御設定を確認してください。

NameDosentExist

インプリメンテーション情報獲得に失敗しました。

  • CORBAサービスからInterstage Proxyのインプリメンテーション情報の獲得に失敗しました。

→CORBAサービスへの登録を行って下さい。詳細は“3.1 Interstage Proxy動作環境の設定”を参照してください。


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