IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
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付録D CORBAサービスのチューニング

D.2 システム資源の設定方法

 CORBAサービスの情報が動作するための共有メモリ、セマフォ、メッセージキューをシステムパラメタに追加します。これらのシステム資源の見積もりは、“D.1 システム資源”を参照してください。Interstage Proxyの他に共有メモリ、セマフォ、メッセージキューを使うアプリケーションがある場合、そのアプリケーションが使用する資源にInterstage Proxyの資源量を加算します。最大値の設定では、設定値の大きいほうの値を設定してください。
 この設定は、Solaris版でのみ必要です。Windows版では必要ありません。以下に例を示します。

 # vi /etc/system

  set msgsys:msginfo_msgmap=200 コントロールマップのサイズ
  set msgsys:msginfo_msgmax=16384 メッセージの最大サイズ
  set msgsys:msginfo_msgmnb=32768 メッセージキューの最大値
  set msgsys:msginfo_msgmni=512 メッセージキューの最大数
  set msgsys:msginfo_msgseg=32768 システムのメッセージセグメント数
 
  set shmsys:shminfo_shmmax=0x20000000  最大共有メモリセグメントサイズ
  set shmsys:shminfo_shmseg=100 アタッチ可能な共有メモリ
 
  set semsys:seminfo_semmni=512 セマフォ識別子数
  set semsys:seminfo_semopm=50 セマフォオペレーション数
  set semsys:seminfo_semume=100 アンドゥ構造体ごとのアンドゥエントリ数
  set semsys:seminfo_semmnu=50 アンドゥ構造体数
  set semsys:seminfo_semmns=100 セマフォ数
  set semsys:seminfo_semmsl=25 セマフォ識別子ごとのセマフォ数

 一旦ログアウトした後、コンソールからログインし、以下のコマンドを実行しマシンをリブートします。カーネルが自動構成されます。ウィンドウシステムのシェルツールやターミナルから、直接上記のコマンドを実行しないでください。

 # init 6





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