IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
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8.1 Interstage Proxyの起動・停止
Interstage Proxyの起動・停止は、CORBAサービスとPROXYサーバ(Inbound ProxyとOutbound Proxy)で起動・停止方法が異なります。
CORBAサービスの起動・停止はコマンドを実行することで行います。
PROXYサーバを起動する前に、CORBAサービスを起動する必要があります。また、CORBAサービスを停止した場合には、PROXYサーバも停止します。
CORBAサービスの起動は、Windows版では、Administrator権限でログインし、WindowsNTでは「コントロールパネル」の「サービス」、Windows2000では「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を起動後、“OD_start”サービスプログラムの状態を確認します。停止している場合には「開始」ボタンをクリックし、起動してください。Solaris版では以下のコマンドにより状態を確認し、
# ps -e | grep OD_start
起動していない場合には、root権限で以下のコマンドにより起動してください。コマンドの詳細は付録E コマンドリファレンスを参照してください。
# /opt/FSUNod/bin/S99startod
CORBAサービスの停止は、Windows版では、Administrator権限でログインし、WindowsNTでは「コントロールパネル」の「サービス」、Windows2000では「コントロールパネル」の「管理ツール」の「サービス」を起動後、“OD_start”サービスプログラムの状態を確認します。起動している場合には「停止」ボタンをクリックし停止してください。Solaris版では以下のコマンドにより状態を確認し、
# ps -e | grep OD_start
xxxx ? 0:02 OD_start
起動していた場合には、root権限で以下のコマンドにより停止してください。コマンドの詳細は付録E コマンドリファレンスを参照してください。
# /opt/FSUNod/bin/OD_stop
PROXYサーバの起動・停止は、運用管理Webサーバ画面(図3.1)から、「起動・停止」を指定することにより、起動します。
図8.1にInterstage Proxyの起動・停止画面を示します。なお、現在の状態が、製品名とともに表示されます。
図8.1 起動・停止画面
以下に起動・停止画面のボタンを説明します。
- 起動
- このボタンを押すと、ラジオボタンで選択されているサーバが起動します。
- サーバが正常に起動されると、起動された旨のメッセージが表示されます。
失敗した場合は、失敗理由を含めたメッセージが表示されます。
- 再起動
- ラジオボタンで選択されているサーバが動作中(起動済の状態)のとき、このボタンを押すと、
サーバを停止することなく、Inbound ProxyとOutbound Proxy環境設定情報の再反映を行います。
- サーバが正常に再起動されると、再起動された旨のメッセージが表示されます。
- 再起動に失敗した場合は、失敗理由を含めたメッセージが表示されます。
このとき、サーバは再起動ボタンを押す前の状態で動作を続けます。
- 停止
- このボタンを押すと、ラジオボタンで選択されているサーバは、クライアントからの新たな要求は
受け付けず、送受信中の処理が終了した後、停止します。
- サーバが正常に停止されると、停止された旨のメッセージが表示されます。失敗した場合は、失敗理由を含めたメッセージが表示されます。
- なお、サーバの送受信中のデータが大きい場合、正常終了のメッセージが表示されるまでに時間がかかります。
- また、WWWブラウザから環境設定を行うとき、他のゲートウェイ(PROXYサーバ等)を経由している場合、停止処理に時間がかかると、ゲートウェイでタイムアウトとなり、WWWブラウザとのセションが切断されることがあります。その場合でも、サーバは停止処理を続行しています。
- 強制停止
- このボタンを押すと、ラジオボタンで選択されているサーバが強制停止します。データの送受信中の
場合にも、強制的に停止します。
- サーバが正常に強制停止されると、停止された旨のメッセージが表示されます。失敗した場合は、
失敗理由を含めたメッセージが表示されます。
[補足]
WWWブラウザの種類によっては、Interstage Proxyの起動・停止操作を行っても、画面上の状態を示す表示が更新されない場合があります。この場合は、WWWブラウザのキャッシュ機能をOFFにしてください。
[注意]
- 起動・停止・再起動時にエラーメッセージが表示された場合は、付録F エラーメッセージを参照してください。
- 本バージョン・レベルでは、Outbound Proxyは未サポートのため、Outbound Proxyの起動・停止は行わないでください。
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