IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
|
目次
索引

|
2.1 IIOP中継機能
IIOP中継機能は、以下の3つの機能から構成されています。
中継機能とは、クライアントからサーバへのアクセス要求を中継する機能のことです。
Interstage Proxyを経由することにより、クライアントはファイアウォール(FireWall)を越えて、内部のサーバへアクセスすることもできます。
図2.1にその概要を示します。
図2.1 中継機能の概要
Interstage Proxyでは、ネットワークの構成に応じて、多段構成にすることが可能です。
Interstage Proxyをファイアウォールの前後に配置して多段中継機能を利用した場合は、
ファイアウォールの通過許可設定をProxy-Proxy間に固定化できるため、多段中継を行わない場合に
比べ、より安全なシステムが構築できます。
図2.2にその概要を示します。
図2.2 多段中継機能の概要
Interstage Proxyでは、ネットワークの構成に応じて、上位PROXYサーバを複数指定することができます。上位PROXYサーバを複数指定する方法は、中継先のサーバごとに上位PROXYサーバを指定する方法です。
この方法は、クライアントからの要求に含まれている中継先サーバのドメイン名と上位PROXYサーバ設定の設定値を比較して、上位PROXYサーバを決定します。
図2.3にその概要を示します。
図2.3 上位PROXY複数設定機能の概要
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2000-2006