IIOPアプリケーションゲートウェイ説明書 (運用管理Webサーバ編)
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1.3 サポート種別
本節では、Interstage Proxyのサポート種別について説明します。
Interstageが提供するクライアント/サーバ間の通信のうち、Interstage Proxyがサポートする通信は以下のとおりです。
- CORBAクライアントアプリケーションとサーバアプリケーション間のIIOP通信
- Javaクライアントアプリケーション(プレインストール型)とサーバアプリケーション間のIIOP通信
Interstageが提供する通信のうち、以下の形態はサポートしていません。
- WWWブラウザアプリケーションや、InterstageのHTTPトンネリングを使用したHTTP通信
- Javaクライアントアプリケーション(Portable-ORB)を使用した通信
Interstage Proxyでは、ネーミングサービスを使用した運用を前提としています。
Interstage Proxyは、ほとんどすべてのCORBAアプリケーションで使用することが可能ですが、以下のようなアプリケーションには対応できません。
- グローバルトランザクション連携
- OLE連携
- 動的にオブジェクトリファレンスを生成するアプリケーション
- Factoryインタフェースを実装しているアプリケーション
- インタフェースリポジトリオブジェクトにアクセスするアプリケーション
- 4バイトを超えるデータ型(long long、double、long doubleなど)を使用しているアプリケーション
また、以下のInterstageが提供するサービスはサポートしていません。
[備考]
- ネーミングサービスとは、サーバアプリケーションの位置を名前とオブジェクトリファレンスで管理するサービスのことです。
- オブジェクトリファレンスとは、ネットワーク上のオブジェクトを一意に識別するための識別子のことです。
- オブジェクトとは、データとプログラムを一体化させたものです。データとプログラムを一体化して取り扱う考え方を、オブジェクト指向(または、オブジェクト指向技術)といいます。
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