ファイアウォール機能 テクニカルガイド
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第4章 運用例(統合環境設定)(Linux版)> 4.1 基本運用> 4.1.3 DMZ を使用したネットワークを構成する

4.1.3.1 社内の WWW サーバをDMZに設定する(プライベート設定)

社内の WWW サーバをプライベートアドレスとして DMZ に設定する場合の設定例を示します。

[図: 社内の WWW サーバをプライベートアドレスとして DMZ に設定する]

DMZ 上に設置した WWW サーバを社外に公開するには、WWW サーバに"仮想アドレス"を設定する必要があります。

WWW サーバへのアクセスを許可された社外の特定ホスト(guest: 164.71.1.4 )から WWW サーバ( WWW : 仮想アドレス 202.248.171.131 )にアクセスした場合、ファイアウォール機能において宛先を WWW サーバの実アドレス( 192.168.1.3 )に変換して DMZ 上のWWW サーバに通知します。

この場合、WWW サーバへのアクセスを許可された社内の特定ホスト(client:192.168.0.2)から WWW サーバにアクセスする場合は、実アドレス(192.168.1.3)を指定してアクセスします。

■[定義例]

アドレスリソース

SDFWルール

アドレス変換ポリシー

接続元(1)、変換対象(2)

外部ネットワーク側(公開側)のアダプタ(3)

接続先(4)

内部ネットワーク側(隠蔽側)のアダプタ(5)

変換後(6)


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