ファイアウォール機能 テクニカルガイド

1.2.3.2 ファイアウォール機能とは別システム上に 2 段接続ゲートウェイ機能を配置する場合

以下に、社外の TELNET/FTP サーバにアクセスする場合の設定例を示します。

[図: 社外の TELNET/FTP サーバにアクセス]

社内のネットワークがプライベートアドレスで構築されている場合、社内のクライアントから社外のシステムに直接アクセスすることはできません。

ファイアウォール機能とは別システム上の "2 段接続ゲートウェイ"機能を利用すると、社内クライアントから 2 段接続ゲートウェイを経由してTELNET/FTP サーバ に接続することができます。また、この場合に2 段接続ゲートウェイ上に社内ネットワークの静的経路設定、およびインターネットへの default 経路設定をしておくと、透過モード・ゲートウェイ機能をを使用しなくても社外のTELNET/FTP サーバにアクセスすることができます。

■［定義例］

本設定は、ファイアウォール機能独自設定でのみ可能です。

以下に、定義例を示します。

◆ネットワーク構成図

◆インタフェース定義

デバイス名	ホスト名	IPアドレス
le0	IN_IF	192.168.0.1
le1	OUT_IF	202.248.171.130

◆ホスト定義

ホスト名	IPアドレス
server	202.216.160.114

◆ネットワーク定義

ネットワーク名	IPアドレス	サブネットマスク
in-net	192.168.0.0	255.255.255.0
out-net	202.248.171.128	255.255.255.224

◆アプリゲートウェイ設定（他）

◆パケットフィルタリング条件設定

サービス	送信元	送信先	方向	処理種別
telnet-apgw2	in-net	server	forward	PASS
ftp-apgw2	in-net	server	forward	PASS

注

上記のサービス（"telnet-apgw2"および"ftp-apgw2"）は、他アプリケーションゲートウェイ設定で定義したエイリアスです。