ファイアウォール機能 メッセージ集
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第2章 メッセージ(「Interstage Security Director (Solaris版)」)

2.1 概要

Interstage Security Director(Solaris版) ファイアウォール機能 から通知されるメッセージの種類と表示形式について説明します。

■メッセージの種類

◆運用中に通知されるメッセージ

情報メッセージ

ファイアウォール機能運用中に検出した事象が通知されます。

警告メッセージ

ファイアウォール機能運用中に検出した警告事象が通知されます。

エラーメッセージ

ファイアウォール機能運用中に検出したエラー事象(異常事象)が通知されます。

セキュリティアラート

ファイアウォール機能運用中に検出した不正アクセス事象が通知されます。

なお、本メッセージは「警告メッセージ」として通知されます。

◆環境設定時に通知されるメッセージ(統合環境設定)

統合環境設定を利用している場合、管理コンソール上のモニタ・コンソールに通知されます。

◆二重化システム状態遷移メッセージ

二重化システムにおける状態遷移事象が通知されます。二重化システムの状態遷移事象の詳細は、「ファイアウォール機能 管理者ガイド」の「二重化システム」、及び、連携製品であるSafeCLUSTER、SafeLINK、PRIMECLUSTERのマニュアルも合わせて参照してください。

◆クライアント通知メッセージ

本製品に対してクライアントから認証要求があった場合、及び、2段接続ゲートウェイを利用している場合に、クライアントのホスト側に通知されるメッセージです。

◆コマンド出力メッセージ

本製品が提供する各コマンドを実行した場合、標準エラー出力に出力されるメッセージです。

■メッセージの通知先

本製品が検出したメッセージは、以下の機能、システムに通知することができます。

ファイアウォールシステム上

他システム

以下に、本製品から通知されるメッセージの意味と対処について説明します。

なお、以降のメッセージの説明は、それぞれのメッセージごとに日本語(アイウエオ順)、英語(ABC順)、数字およびその他の分類でソートされています。

■表記

以下に、メッセージの表示形式について説明します。

通知メッセージ

このメッセージは、英文だけで表示されます。以下に表示例を示します。

Can't connect to [ホスト名]

2段接続ゲートウェイから出力されるエラーメッセージ

このメッセージは、画面に表示されずに syslog に出力されます。

なお、本書では、メッセージに表示される各値を以下のように表記しています。

IP セキュリティ関連コマンドが表示するメッセージ

IP セキュリティ関連コマンドが表示するそれぞれのメッセージは、以下の形式で表示されます。

日本語 UX: xxxx: 種別: CMDnnnn: 日本語メッセージ

英語 UX: xxxx: Type: CMDnnnn: 英語メッセージ


xxxx にはコマンド名として、以下の文字列が表示されます。

メッセージの種別( TYPE )には、以下のいずれかが表示されます。

アラート通知メッセージ

動作環境設定において、FWConfig または IPSECConfig にアラート通知をコンソールに出力すると指定した場合、次の形式でアラートイベントがコンソールに通知されます。なお、メッセージの先頭には以下のものが付加されます。

UX: パッケージ名

その他のメッセージ

なお、本書では、メッセージに表示される各値を以下のように表記しています。

表記

意味

%s、%d、%x

各メッセージの補足情報を示します。それぞれ任意の文字列、任意の10進数、または任意の16進数を示します。

[nnnnnnn]

メッセージコード( 6 けた)を示します。

ここで、メッセージコードは、2けたごとに以下の情報を示しています。

コード

意味

上位2けた

機能コード

異常の検出/出力元となる機能を示します.

中位2けた

0x00−0x7F

コマンドレベルの詳細コードを示します。

0x80−0xEF

共通ライブラリレベルの詳細コードを示します。

0xF0−0xFF

リザーブ

下位2けた

0x00−0xFF

関数レベルの詳細コードを示します。

上位2けたで示される機能コードの内容は以下の通りです。

コード

機能名

コード

機能名

コード

機能名

コード

機能名

0x00

リザーブ

0x01

actipfil

0x02

dactipfil

0x03

strfillog

0x04

stpfillog

0x05

prtfillog

0x06

sglogd

0x07

リザーブ

0x08

prtagwlog

0x09

リザーブ

0x10

strtrpgw

0x11

stptrpgw

0x12

prttrplog

0x13

trpadcvd

0x14

trptimeoutd

0x15

trplistend

0x16

trptcpd

0x17

trpftpd

0x18

trplogd

0x19

fwsndrip

0x20

strencgw

0x21

stpencgw

0x22

prtegwlog

0x23

ecgwlogd

0x24

enckey

0x25

リザ−ブ

0x26

リザ−ブ

0x27

リザ−ブ

0x28

I/F情報設定

0x29

リザ−ブ

0x30

addx

0x31

sgsetup

0x32

agsetup

0x33

update_if

0x34

addsnmp

0x35

ScExport

0x36

sggetenv

0x37

sgstat

0x38

strsg

0x39

stpsg

0x40

strauthdm

0x41

stpauthdm

0x42

authdaemon, auth2iked

0x43

authlogd

0x44

prtauthlog, authp, authrad

0x45

リザ−ブ

0x46

authc

0x47

リザ−ブ

0x48

リザ−ブ

0x49

リザ−ブ

0x50

sademon

0x51

prtipseclog

0x52

oakleyd

0x53

setpkcs12

0x54

statinfo

0x55

sadb

0x56

certpin

0x57

リザ−ブ

0x58

リザ−ブ

0x59

リザ−ブ

0x60

fwcport, fwcalt

0x61

リザ−ブ

0x62

リザ−ブ

0x63

リザ−ブ

0x64

リザ−ブ

0x65

リザ−ブ

0x66

リザ−ブ

0x67

リザ−ブ

0x68

リザ−ブ

0x69

fwaudlogenv, fwaudlogdsp

0x70

atelnetd, aftpd

0x71

prtapgwlog

0x72

リザ−ブ

0x73

リザ−ブ

0x74

リザ−ブ

0x75

リザ−ブ

0x76

リザ−ブ

0x77

リザ−ブ

0x78

リザ−ブ

0x79

リザ−ブ

以降のメッセージの説明は、それぞれのメッセージごとに日本語(アイウエオ順)、英語(ABC順)、数字およびその他の分類でソートされています。

また、「%s、%d、%x」は、各メッセージの補足情報を表す、任意の文字列、10進数、16進数を表します。


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