第8章 TeamWARE Calendarを操作する
カレンダーへの利用許可の設定やカレンダーの内容の消去などの、カレンダーの管理方法について説明します。
カレンダーには、1週間単位にメモを書き込むことができます。このメモのことを、週間メモと呼びます。
週間メモを書き込むには、以下のように操作します。
- メモを書き込みたい週の週間メモを表示します。表示方法については、8.2.6 週間メモを表示するを参照してください。
⇒ メインウィンドウに、週間メモが表示されます。
- メモを書き込みます。
メモを書き込むフィールドでは、メモの文字の種類やサイズなどを指定することができます。また、ビットマップ画像やOLEオブジェクトなどを貼り付けることもできます。
- [メモを保存]ボタンをクリックします。
⇒ メモが保存され、週間メモの書き込みが完了します。
カレンダーに書き込まれている予約と週間メモは、期間を指定して消去することができます。
予約と週間メモを消去するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウの[カレンダー]メニューで、[内容の消去]コマンドをクリックします。
⇒ [内容の消去]ウィンドウが表示されます。
- [内容の消去]ウィンドウで、以下のフィールドに必要な値を指定します。
- カレンダー
直前に表示していたカレンダーのカレンダー名が表示されています。別のカレンダーの内容を消去する場合は、内容を消去するカレンダーのカレンダー名を指定します。カレンダー名がわからない場合は、検索することもできます。検索方法については、8.6 カレンダーを検索するを参照してください。
- 期間
内容を消去する期間を指定します。期間は、
ボタンまたは
ボタンをクリックして指定します。
ボタンをクリックした場合は、以下に示す[日付セレクタ]ウィンドウが表示されます。
[日付セレクタ]ウィンドウでは、カレンダーの内容を消去する期間の日付を指定します。
- [内容の消去]ウィンドウで、[OK]ボタンをクリックします。
消去してよいかどうかの確認を求めるウィンドウが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
⇒ カレンダーの内容が消去されます。
日のカレンダー、月のカレンダーおよび予約の一覧などの、カレンダーの表示形式のことをビューと呼びます。
それぞれのカレンダーには、標準のビューの定義が用意されています。標準で用意されているビューは、変更することはできません。
この標準で用意されているビューの定義のほかに、新規に自分でビューの定義を追加することができます。たとえば、“上司が自分のカレンダーに作成した予約のみが表示される週のカレンダー”などといった形式のビューを定義し、名前を付けて保存することができます。
ビューの定義を追加するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウの[表示]メニューで、[ビューの定義]コマンドをクリックします。
⇒ [ビューの定義]ウィンドウが表示されます。
- 必要な値を指定します。
表示された[ビューの定義]ウィンドウの各フィールドには、あらかじめ値が指定されていますが、これらを自分用に変更して指定します。
指定する値や指定方法については、オンラインヘルプを参照してください。
- [ビューの定義]ウィンドウで、[保存]ボタンをクリックします。
⇒ 指定した値に従って、新規にビューの定義が追加されます。
自分の個人カレンダーや自分が所有する設備カレンダーを、他のユーザが操作できる範囲を指定することができます。
◆利用許可
カレンダーを他のユーザが操作できる範囲を指定するには、他のユーザに利用許可を与えます。利用許可は全ユーザに与えることもできますし、ユーザごとに与えることもできます。たとえば、あるユーザには、予約の表題を表示できるようにし、別のユーザには予約の表題を表示できないようにする、といったことができます。利用許可の種別と内容については、オンラインヘルプを参照してください。
◆標準設定の利用許可
標準設定では、全ユーザに対して、自分の個人カレンダーへの予約時間表示の権限が与えられています。
予約時間表示の権限を与えられているカレンダーでは、以下のことができます。
- カレンダーを表示する
- 予約を作成する
- カレンダーに自分が作成した予約の内容を表示する
予約時間表示の権限以外の利用許可を与えたい場合は、利用許可を変更します。詳細については、“◆ 利用許可の変更”を参照してください。
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予約時間表示権限では、カレンダーの表示はできますが、カレンダーの所有者や自分以外のユーザが、そのカレンダーに作成した予約の内容は表示できません。ただし、予約が作成されている時間帯は四角で囲まれて表示されるため、どの時間帯に予約が作成されているのかはわかります。 |
◆設備カレンダーの利用許可
設備カレンダーの利用許可は、設備カレンダーを作成するときに指定します。設備カレンダーの作成については、8.8.5 設備カレンダーを作成するを参照してください。
◆利用許可の変更
個人カレンダーや設備カレンダーの利用許可を変更するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウの[カレンダー]メニューで、[変更]コマンドをクリックします。
⇒ [カレンダーの変更]ウィンドウが表示されます。
- [カレンダーの変更]ウィンドウのカレンダーフィールドに、利用許可を変更するカレンダーのカレンダー名を指定します。
カレンダーフィールドには、直前に表示していたカレンダーのカレンダー名が表示されています。表示されているカレンダーとは別のカレンダーの利用許可を変更する場合は、カレンダー名を指定します。カレンダー名がわからない場合は、検索することもできます。検索方法については、8.6 カレンダーを検索するを参照してください。
- [カレンダーの変更]ウィンドウで[利用許可]タブをクリックします。
⇒ [利用許可]ページが表示されます。
- 利用許可を変更したいユーザまたはグループをクリックします。
- [利用許可]ドロップダウンリストボックスから利用許可を選択します。
利用許可を与えるユーザやグループの追加、削除および検索は、[利用許可]ページの右側にあるボタンで行います。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
- [OK]ボタンをクリックします。
⇒ 利用許可が変更されます。
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個人カレンダーには、すべてのユーザに表題表示の権利を与えると便利です。これにより、予約の作成時に、その時間付近のスケジュールの状況を知ることができます。 |
システム管理者からカレンダーの作成権を与えられていれば、設備カレンダーを作成することができます。
設備カレンダーを作成するには、以下のように操作します。
- メインウィンドウの[カレンダー]メニューで、[新規]コマンドをクリックします。
⇒ [新規設備カレンダー]ウィンドウが表示されます。
- [新規設備カレンダー]ウィンドウには、以下に示す3つのページがあります。それぞれのページで必要な値を指定します。指定する値と指定方法については、オンラインヘルプを参照してください。なお、カレンダー名の指定は省略できません。
- 全般
カレンダー名やカレンダーの説明などを指定できます。
- 詳細情報
カレンダーに予約を作成できる期間やカレンダーのサイズなどを指定できます。
- 利用許可
ユーザがカレンダーを利用できる範囲を指定できます。
- [新規設備カレンダー]ウィンドウで、[OK]ボタンをクリックします。
⇒ 指定した値に従って、設備カレンダーが作成されます。
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設備カレンダーにおいて、予約の了承や了承せずの処理を行う特別な管理者がいない場合、すべてのユーザに予約の自動了承権を与えると便利です。 |
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- 設備カレンダーを所有しているユーザが、共有ディレクトリから削除された場合、そのユーザのエントリの所有権はカレンダーサービスを管理する権利を持つユーザに与えておく必要があります。
カレンダーサービスを管理する権限がないと、新規所有者は設備カレンダーの削除または変更ができません。
- サイト間直接アクセスが設定されている状態で、他サイトの設備カレンダーのプロパティを参照した場合、プロパティ情報の[サービス]は、つねに空白となりますが、動作には影響ありません。
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◆Q&A
Q: |
自分のカレンダーの内容を消去しました。消去した期間に作成してあった予約には、同じ予約を他のユーザのカレンダーにも作成してあるものがありました。このような予約は他のカレンダーからも削除されますか? |
A: |
他のカレンダーにも作成してある予約は、他のカレンダーからは削除されません。 |
Q: |
秘書用の利用許可なんてありますか?
業務で役員のスケジュール管理を行っています。そのため、役員に代わって役員のカレンダーの操作を行うための利用許可が必要です。たとえば、表題の表示だけでなく、予約の了承/了承せず、週間メモの編集なども行わなければなりません。役員のカレンダーにどのような利用許可を付与してもらえばいいですか? |
A: |
秘書権限を付与してもらうことをお勧めします。秘書権限を付与されたカレンダーについては表題の表示、予約の了承/了承せず、週間メモの編集などを行うことができます。ただし、変更、削除関連の操作(カレンダーの変更、削除、利用許可の変更)はできません。詳細については、オンラインヘルプを参照してください。 |
Q: |
設備カレンダーに予約できる期間を設定するには、どうしたらいいですか? |
A: |
設備カレンダーを作成するときに、[新規設備カレンダー]ウィンドウの[詳細情報]ページで、予約できる期間を設定できます。[新規設備カレンダー]ウィンドウでの操作については、オンラインヘルプを参照してください。 |
Q: |
設備カレンダーを作成するときに最低限指定しなければならない値は何ですか? |
A: |
最低限指定しなければならない値は、カレンダー名です。他のフィールドは必要に応じて指定します。なお、[全般]ページの所有者フィールドには、自分のユーザ名が初期値として指定されています。自分以外のユーザを設備カレンダーの所有者に指定する場合は、所有者も指定してください。 |
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詳細については、以下に示すCalendarのオンラインヘルプを参照してください。
- オプション設定
- 消去
- 日付の選択
- カレンダーの変更
- 設備カレンダー
- 利用許可
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