PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第9章 ファイルシステムの操作(コマンド編)> 9.2 ファイルシステム作成からmount/umountまでの流れ

9.2.3 /etc/fstabの設定

GFS 共用ファイルシステムでは,ファイルシステムを共用する全ノードの /etc/fstab にマウントするエントリを書いておく必要があります。また,/etc/fstab の mount options フィールドに指定されたものがマウントコマンド実行時にマウントオプションとして使用されます。/etc/fstab に書かれる同一ファイルシステムに対するマウントオプションは、ファイルシステムを構成する全ノードで一致している必要があります。マウントオプションとは別に,mount options フィールドには noatrc を指定できます。ノード起動時にマウントしない場合には,noatrc オプションを指定して下さい。

以下に /etc/fstab の設定例を以下に示します。

mount options に指定するオプション

オプション

説明

noatime

ファイルのアクセス時刻を更新しません。

nosuid

ファイルシステムは setuid 実行許可でマウントされます。しかし、 nosuid を指定すると setuid 実行を禁止してマウントされます。

rw | ro

読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro)でマウントします。省略時は rw です。

noauto

必須。

noatrc

ノード起動時にマウントしません。省略時、ノード起動時にマウントされます。

mount options フィールドには noauto 、 dump frequency フィールドと fsck pass フィールドには 0 を必ず指定してください。

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