PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Linux版)
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第4章 ファイルシステム設計

4.1 システム起動/終了時のファイルシステムのマウント/アンマウント契機

GFS 共用ファイルシステムでは、システム起動/終了時に自動的にマウント/アンマウントするための設定が ext2/ext3 とは異なります。

GFS 共用ファイルシステムでは、/etc/fstab の mount options フィールドには必ず noauto を指定する必要があります。システム起動時の自動的なマウントの設定は、/etc/fstab の mount options フィールドに noatrc を記述するか否かで設定します。

/etc/fstab の mount options フィールドに noatrc を記述しない場合は、起動時に自動的なマウントが行われます。マウントが行われるタイミングは、ランレベル2,3,5 の起動スクリプト S76sfcfsrm start の実行時点です。

/etc/fstab の mount options フィールドに noatrc を設定した場合は、システム起動時の自動的なマウントは行われません。

GFS共用ファイルシステムは、システムのシャットダウン時に自動的にアンマウントされます。アンマウントのタイミングは、停止スクリプト K36sfcfs stop の実行時点です。

管理パーティションと自動マウントを行う GFS 共用ファイルシステムのパーティションを配置する GDS ボリュームは、システム起動時に自動的に活性化されるように設定する必要があります。

GDS の詳細については,“PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書”を参照してください。

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