PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版)
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付録H 共用ディスク装置の登録について> H.4 コマンドリファレンス

H.4.2 cldelrsc(8) - 自動リソース登録で作成したリソースの削除

■形式

/etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r rid

■機能説明

本コマンドは、自動リソース登録で作成したリソースデータベースのリソースを削除します。

自動リソース登録では、以下のリソースクラスのリソースを登録します。

リソースクラス名

意味

DISK

共用ディスク装置のデバイスのリソース

SHD_DISK

共用ディスク装置のデバイスの共用リソース

Ethernet

ネットワーク装置のリソース

削除を行うリソースは、clgettree(1)コマンドで確認してください。

共用ディスク装置のデバイスのリソースを削除し、共用リソースのみが残る場合は、共用リソースも削除してください。

本コマンドは、クラスタシステムの任意の1ノードで、システム管理者権限で実行してください。

■オプション

-r rid
削除を行うリソースのリソースIDをridに指定します。リソースのリソースIDはclgettree(1)コマンドで確認してください。

■戻り値

0 :
正常終了
0以外:
異常終了

■注意

削除する共用ディスク装置のデバイスのリソースをGDSで使用している場合は、必ずGDSの設定を解除した後、共用ディスク装置のデバイスのリソースを削除してください。

■使用例

例) node1とnode2で共用している、共用ディスク装置のデバイス(/dev/sdc)のリソースを削除する場合

1. clgettree(1)コマンドで /dev/sdc のリソースのリソースIDを確認します。以下の場合、node1の /dev/sdc のリソースのリソースIDは18、node2の /dev/sdc のリソースのリソースIDは19です。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree
      Cluster 1 cluster
        Domain 2 PRIME
            Shared 7 SHD_PRIME
                        SHD_DISK 14 SHD_Disk14 UNKNOWN
                                    DISK 15 sdb UNKNOWN node1
                                    DISK 16 sdb UNKNOWN node2
                        SHD_DISK 17 SHD_Disk17 UNKNOWN
                                    DISK 18 sdc UNKNOWN node1
                                    DISK 19 sdc UNKNOWN node2
            Node 3 node1 ON
                        DISK 15 sdb UNKNOWN
                        DISK 18 sdc UNKNOWN
            Node 5 node2 ON
                        DISK 16 sdb UNKNOWN
                        DISK 19 sdc UNKNOWN

2. cldelrsc(8)コマンドで共用ディスク装置のデバイス(/dev/sdc)のリソースを削除します。

    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 18
    # /etc/opt/FJSVcluster/bin/cldelrsc -r 19

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