PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版) |
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付録H 共用ディスク装置の登録について |
ここでは、共用ディスク装置のリソースデータベースへの登録手順について説明します。
clinitreset(8)コマンドで、リソースデータベースのリセットを行います。
clinitreset(8)コマンドの詳細は、clinitreset(8)コマンドのマニュアルページを参照してください。
ノードを再起動します。
詳細は、「PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書」を参照してください。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下の手順を行います。
1. システム管理者権限でログイン
クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。
2. 共用ディスク定義ファイルの作成
共用ディスク定義ファイルとは、クラスタシステムを構成するすべてのノードに接続されている共用ディスク装置の情報を定義したファイルです。
共用ディスク定義ファイルは、以下の形式で作成します。
リソースキー名 デバイス名 ノード識別名 リソースキー名 デバイス名 ノード識別名 : |
各情報には、以下を設定します。
/dev/sdb のリソースキー名: shd0001 /dev/sdc のリソースキー名: shd0002
/dev/sdb
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree Cluster 1 cluster Domain 2 PRIME Shared 7 SHD_PRIME Node 3 node1 ON Node 5 node2 ON |
以下に、node1 と node2 で、共用ディスク装置のデバイス /dev/sdb と /dev/sdc を共用している場合の共用ディスク定義ファイルの例を示します。
shd0001 /dev/sdb node1 |
3. clautoconfig(8)コマンドの実行
clautoconfig(8)コマンドを実行し、“(2)”で作成した共用ディスク定義ファイルの共用ディスク装置の情報をリソースデータベースに登録します。
clautoconfig(8)コマンドは、以下の形式で指定します。
clinitreset(8)コマンドで、リソースデータベースのリセットを行います。clinitreset(8)コマンドの詳細は、clinitreset(8)コマンドのマニュアルページを参照してください。
ノードを再起動します。
4. 登録情報の確認
リソースデータベースに登録した共用ディスク装置の情報を確認してください。登録された情報を確認するには、clgettree(1)コマンドを使用します。
[例] 以下はnode1 と node2 で、共用ディスク装置のデバイス /dev/sdb と /dev/sdc を共用している場合の例です。
"DISK"クラスのリソースが共用ディスク装置のデバイスのリソースです。"SHD_DISK"クラスのリソースが共用ディスク装置のデバイスの共用関係を示すリソースです。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree Cluster 1 cluster Domain 2 PRIME Shared 7 SHD_PRIME SHD_DISK 14 SHD_Disk14 UNKNOWN DISK 15 sdb UNKNOWN node1 DISK 16 sdb UNKNOWN node2 SHD_DISK 17 SHD_Disk17 UNKNOWN DISK 18 sdc UNKNOWN node1 DISK 19 sdc UNKNOWN node2 Node 3 node1 ON DISK 15 sdb UNKNOWN DISK 18 sdc UNKNOWN Node 5 node2 ON DISK 16 sdb UNKNOWN DISK 19 sdc UNKNOWN |
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