PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.1 (Linux版)
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A.2.12 プロキシ利用中のオブジェクト操作
マスタボリューム、プロキシボリュームに関連するクラスの属性を変更する操作、グループの構成または属性を変更する操作、およびスライスに対する操作はできません。これらの操作を行いたい場合は、いったんマスタとプロキシの関係を解除してください。
マスタ、プロキシに関連するオブジェクトに対して有効な操作および機能は、次のとおりです。
- マスタボリュームを起動および停止することができます。
- プロキシボリュームは、マスタから分離されていれば起動および停止することができます。
- マスタグループでもプロキシグループでもないグループに対して、新たなボリュームを作成したり、マスタ、プロキシでない既存のボリュームを削除したりできます。
- ホットスペア機能は、マスタボリュームが存在するグループに対しても有効です。 プロキシボリュームが存在するグループに対しては、スペアディスクは接続されません。
次の操作を行うことはできますが、マスタとプロキシの間でコピー処理が行われている場合や、マスタとプロキシの間にECセッションが存在する場合は、エラーとなります。
- sdxattr -V コマンドを使って、マスタボリューム、プロキシボリュームのボリューム属性を変更することができます。
- マスタボリューム、プロキシボリュームが存在するグループに接続されているディスクを、sdxswap -O コマンドを使って交換可能な状態にし、交換を終えた後、sdxswap -I コマンドを使って使用可能な状態に戻すことができます。
- sdxcopy コマンドを使って、マスタボリューム、またはマスタから分離されているプロキシボリュームのボリューム内で行われる等価性コピー処理を、開始、中止、中断、再開したり、そのパラメタを変更したりすることができます。ボリューム間で行われている等価性コピー処理の操作やパラメタ変更はできません。
- sdxfix -V コマンドを使って、マスタボリュームを復旧することができます。
マスタとプロキシの間に EC セッションが存在するかどうかは、sdxinfo コマンドで表示される FUNC フィールドで確認することができます。マスタとプロキシが分離状態であれば、sdxproxy Cancel コマンドを使用して、コピーセッションを解除することができます。
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