Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (データベース連携サービス編)
目次 索引 前ページ次ページ

第5章 サーバアプリケーションの開発(CORBAアプリケーション/Java言語)

5.2 サーバアプリケーションの構成

 サーバアプリケーションの構成を以下に示します。
 初期化処理部およびユーザサービス処理部を作成してください。

初期化処理部

 CORBAサービスおよびデータベースのアクセスに関する初期化を行います。利用者が作成します。

ユーザサービス処理部

 ユーザがそれぞれのデータベースへアクセスする操作の処理です。利用者が作成します。

サーバ管理クラスライブラリ


 Java言語の場合、トランザクション管理をサポートする以下のライブラリ名を環境変数CLASSPATHに設定します。このライブラリは、Interstageインストールフォルダ\ots\etc\class配下にあります。

  otsserver_java.jar(JDK1.1.X系)
  otsserver_java2.jar(JDK1.2系, JDK1.3系, JDK1.4系)


 Java言語の場合、トランザクション管理をサポートする以下のライブラリ名を環境変数CLASSPATHに設定します。このライブラリは、データベース連携サービスインストールディレクトリ/etc/class配下にあります。

  otsserver_java.jar(JDK1.1.X系)
  otsserver_java2.jar(JDK1.2系, JDK1.3系, JDK1.4系)

XA連携用プログラ

 XAインタフェースとの連携用プログラムです。XA連携用プログラムは、otsmkxapgmコマンドに-javaオプションを指定して作成します。リソースの種別ごと作成しますが、1つのアプリケーションから複数のリソースへアクセスするような場合は、リソースごとのxa_switch_t構造体の名前を指定して1つのXA連携用プログラムを作成します。
 xa_switch_t構造体の詳細な情報は、各データベースのマニュアルを参照してください。また、otsmkxapgmコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

データベース依存ライブラリ


 データベースから提供されるライブラリを結合します。 データベースへアクセスする処理部は、Java言語ではなく、データベースベンダで提供されるプレコンパイラに対応した言語(C,C++,COBOL)で作成します。Oracle、 SymfoWARE/RDBおよびSQL Server からは以下に示すファイルが提供されています。

  Oracle(Ver.8.0.5)の場合:XA80.LIB, OCI.LIB, SQLLIB80.LIB
  Oracle(Ver.8.1.7)の場合:ORAXA8.LIB, OCI.LIB, ORASQL8.LIB
  Symfoware/RDBの場合:F3CWXA.LIB, F3CWDRV.LIB
  SQL Serverの場合:NTWDBLIB.LIB


 データベースから提供されるライブラリを結合します。 データベースへアクセスする処理部は、Java言語ではなく、データベースベンダで提供されるプレコンパイラに対応した言語(C,C++,COBOL)で作成します。Oracle、 Symfoware/RDBからは以下に示すファイルが提供されています。

  Oracle(Ver.8.0.5)の場合:libclntsh.so, libsql.a, libcommon.a, libcore4.a libclient.a, libnlsrtl3.a
  Oracle(Ver.8.1.7)の場合:libclntsh.so, libsql8.a, libcommon8.a, libcore8.a, libclient8.a, libnls8.a
  Symfoware/RDBの場合 :librdbxa.so, libsqldrv.so


 データベースから提供されるライブラリを結合します。 データベースへアクセスする処理部は、Java言語ではなく、データベースベンダで提供されるプレコンパイラに対応した言語(C,C++)で作成します。Oracleからは以下に示すファイルが提供されています。

  Oracle(Ver.9.0.1)の場合:libclntsh.so, libsql9.a, libcommon9.a, libcore9.a, libclient9.a, libnls9.a

 なお、データベース依存ライブラリについては、使用するデータベースのマニュアルで確認してください。

CORBAサービス提供クラスライブラリ


 CORBAサービスから提供されるクラスライブラリには以下があります。
 このライブラリ名を環境変数CLASSPATHに指定します。ライブラリは、Interstageインストールフォルダ\ODWIN\etc\class配下にあります。

  ・ODjava.jar(JDK1.1.X系)
  ・ODjava2.jar(JDK1.2系, JDK1.3系)
  ・ODjava4.jar(JDK1.4系)


 CORBAサービスから提供されるクラスライブラリには以下があります。
 このライブラリ名を環境変数CLASSPATHに指定します。ライブラリは、CORBAサービスのインストール先ディレクトリ/etc/class配下にあります。

  ・ODjava.jar(JDK1.1.X系)
  ・ODjava2.jar(JDK1.2系, JDK1.3系)
  ・ODjava4.jar(JDK1.4系)

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2005