PowerSORT V4.0 使用手引書
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第1章 PowerSORTの概要> 1.4 環境変数とスタートアップファイル

1.4.1 環境変数

環境変数でPowerSORTに影響を与えるものを以下に示します。

[システム共通の環境変数]

環境変数

意味

LANG

国際化情報を指定するために用いる文字列の指定

LC_ALL

LC_COLLATE

使用する文字照合順序の指定

LC_CTYPE

文字分類、文字変数および複数パイト文字の幅の指定

LC_MESSAGES

使用するメッセージデータベースの言語の指定

TMPDIR

一時ファイルのディレクトリパス名の指定

[PowerSORT固有の環境変数]

環境変数

意味

BSORT_UCS2TYPE

Unicode UCS-2形式のバイトオーダの指定

BSORT_UNICODEBOM

BOMの読み飛ばしの有無の指定

LANG=locale名、LC_ALL=locale名

環境変数LC_*の省略値を指定します。
環境変数LANGおよびLC_*の詳細は、manマニュアルのenviron(5)を参照してください。

LC_COLLATE=照合データベースのlocale

localedef(1)コマンドで作成した照合データベースのlocaleを指定します。
localeで定義した照合順序でソート処理またはマージ処理することができます。

LC_CTYPE=locale名

文字分類、文字変換および複数バイト文字の幅を指定します。

LC_MESSAGES=locale名

使用するメッセージデータベースの言語を指定します。
たとえば、アプリケーションは、フランス語用のメッセージデータベースとドイツ語用のメッセージデータベースを使い分けることができます。

TMPDIR=ディレクトリパス名[:...]

一時ファイルのディレクトリパス名を指定します。
コロン(:)で区切って複数のディレクトリパス名を指定できます。スタートアップファイルのBSORT_TMPDIRを省略した場合に有効になります。

BSORT_UCS2TYPE={LITTLE_ENDIAN | BIG_ENDIAN}

Unicode UCS-2形式のバイトオーダを指定します。
bsortexコマンドおよびbsortコマンドでUCS-2形式のデータ形式を指定した場合に有効です。

指定値

意味

LITTLE_ENDIAN

Little endianとします。(省略値)

BIG_ENDIAN

Big endianとします。

BSORT_UNICODEBOM={ON | OFF}

入力ファイルがテキストファイルで、かつ入力ファイルのコード系がUnicode系(UCS-2形式またはUTF-8形式)のとき、BOMの読み飛ばしの有無を指定します。
入力ファイルにBOMが存在し、BOMを読み飛ばした場合、出力ファイルにBOMを付加します。複数の入力ファイルを指定している場合は、先頭に指定した入力ファイルにBOMが存在し、BOMを読み飛ばした場合、出力ファイルにBOMを付加します。

指定値

意味

ON

BOMを読み飛ばします。ただし、先頭がBOMでない場合は読み飛ばしません。入力ファイルの先頭にBOMが存在する場合にレコードからBOMを除外することができます。(省略値)

OFF

BOMを読み飛ばしません。


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