Interstage Application Server Smart Repositoryユーザーズガイド
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 アプリケーションの作成(C API)> 2.2 アプリケーションの移行

2.2.3 InfoDirectory からの移行

 InfoDirectory C言語アプリケーションから移行する場合は、一部の機能、インタフェースに変更がありますので、“旧バージョンからの移行”を参照して、アプリケーションを修正してください。また、サポートされないインタフェースがありますので、以下を参照して、必要に応じてアプリケーションを修正してください。

■サポートされないインタフェース

 以下の機能は、本製品では未サポートです。それぞれの対処に従ってアプリケーションを修正してください。

証明書ベースの認証

 Smart Repositoryでは証明書ベースの認証をサポートしていません。ldap_simple_bind()、またはldap_simple_bind_s()による認証に修正してください。

リフェラル

 Smart Repositoryは、リフェラル機能をサポートしていません。リフェラルを含むメッセージは返却されないため、下記の関数を使用している場合は、関数を削除してください。

LDAPプロトコル拡張機能

 Smart Repositoryは、LDAPプロトコル拡張をサポートしていません。下記の関数を使用している場合は、LDAPプロトコル拡張を使用しないように、関数を削除してください。

拡張コントロール機能

 Smart Repositoryは、拡張コントロール機能をサポートしていません。このため、以下の関数を削除し次の方法で修正してください。

 削除する関数

エイリアス(別名参照)

 Smart Repositoryはエイリアスをサポートしていません。エイリアスを使用している場合は、アプリケーションの以下の関数を削除し、Smart Repositoryに同一エントリを複数登録することで対処してください。

■静的ライブラリを使用していた場合

 以下の静的ライブラリは提供されませんので、動的ライブラリ(libidldap2.so)を使用するように修正してください。


 libidldap2.lib


 libidldap2.a

■InfoDirectoryとSmart Repositoryとの差分

 InfoDirectoryと他プラットフォーム(Windows(R)、Solaris OE、Linux(RHEL-AS3(x86)/ES3(x86)))のInterstage Application Server製品で提供しているSmart Repositoryとの差分情報は、当該製品のマニュアル“移行ガイド”の“InfoDirectoryディレクトリサービスからSmart Repositoryへのデータの移行”を参照してください。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005