Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux -
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第5部 リファレンス> 第19章 収集テンプレート

19.3 Oracleの設定方法

Oracleを監視対象にする場合は、Oracleから性能情報を取得するために、[ORA]セクションに、以下キーの定義を行います。

項目

定義内容

定義例

[ORA]

セクション名です。変更しないでください。

ORA

DCAID

Oracleを監視するための固有のIDです。変更しないでください。

"ORA"

INTERVAL

収集間隔です。単位は分です。

5

SID

「Oracleインスタンス名」を設定します。

image

ここで設定する名前はリソースIDの先頭に付加されます。

ORCL

USERNAME

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のIDを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは"system"です。デフォルトから変更する場合は、「19.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

system

PASS

Oracleにアクセスし、動的パフォーマンスビューから情報を取得するためのユーザ(DBAロールを付与した管理者ユーザ)のパスワードを入力します。

通常、Oracleのデフォルトでは"manager"です。デフォルトから変更する場合は、「19.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法」を参照してください。

manager

VER

監視するOracleインスタンスのバージョンを記述します。「X.X.X」という形式で記述してください。

9.0.2

定義例は以下です。

   :

#########################################

# Oracle Information

[ORA]

DCAID="ORA"

INTERVAL = 5

SID = ORCL

USERNAME = system

PASS = manager

VER = 9.0.2

   :

image

二つ以上のOracleインスタンスを監視する場合は、以下の定義を行います。

  1. セクションを追加し、パラメータを設定します。

    image

    セクションは、テンプレート内で自由に定義可能ですが、セクション名がテンプレート内で重複しないように定義します。ここでは、「ORA2」というセクションを追加した例を記述します。

    image

    複数のOracleインスタンスを監視する場合も、「DCAID」キーの値は変更せず、「"ORA"」と定義してください。

    <定義例>

       :

    #########################################

    # Oracle Information

    [ORA]

    DCAID="ORA"

    INTERVAL = 5

    SID = ORCL

    USERNAME = system

    PASS = manager

    VER = 9.0.2

    [ORA2]

    DCAID="ORA"

    INTERVAL = 5

    SID = ORCL2

    USERNAME = system

    PASS = manager

    VER = 9.0.2

       :

  2. 1.で追加したセクションを、「ATTR::DB」セクションの「GROUP」キーに追加します。1.の例のように定義した場合には、以下のように修正します。

    <定義前>

       :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA"

       :

    <定義後>

       :

    [ATTR::DB]

    GROUP="SYMSAR,SYMPS,ORA,ORA2"

       :

19.3.1 Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する方法

image

当作業は、OracleのデフォルトのID/PASSWORDを使用する場合は必要ありません。

Oracleの動的パフォーマンスビューにアクセスできるユーザを新規で作成する場合、以下のSQLコマンドをsvrmgrl等からOracleの管理者用ID(通常はsystem)で投入します。

以下の例では、id1というIDにパスワードpass1でその権限を与えています。

create user id1 identified by pass1;

grant dba to id1;

grant connect to id1;


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