PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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付録E メッセージ一覧 | > E.3 GFS共用ファイルシステムのデーモンメッセージ |
ここでは、GFS 共用ファイルシステムの各デーモンのエラーメッセージを説明します。
sfcfrmd デーモンがスーパーユーザ権限で実行されていません。
スーパーユーザ権限で sfcfrmstart(1M) を使用して sfcfrmd デーモンを起動してください。
sfcfrmd デーモンが直接実行されています。
スーパーユーザ権限で sfcfrmstart(1M) を使用して sfcfrmd デーモンを起動してください。
pathname のファイル読み込みに失敗したあるいは不正があるため、sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
pathname のファイルが正しく設定されているか確認してください。
GFS 共用ファイルシステムがシステム起動時に /var/opt/FJSVsfcfs 配下に作成する作業ファイル string が壊れているため、sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
/var/opt ディレクトリに空きがあることを df(1M) コマンドで確認し、該当ノードを再起動してください。
/etc/services に sfcfsrm のエントリがない、またはファイル pathname が壊れているため sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
クラスタ内のすべてのノードの /etc/services ファイルが、"sfcfsrm 9200/tcp" というエントリをもつことを確認してください。ない場合は、追加してください。このファイルの詳細については、"Solaris X Reference Manual Collection" の services(4) を参照してください。
上記の設定に問題がない場合は、ファイル pathname が壊れています。fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
メモリの獲得に失敗したため、sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
システムの状態を確認し、他プロセスの終了を待つか、スワップ領域を増やして、ノードを再起動してください。
sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
sfcfrmd デーモンが動作しているすべてのノードで sfcfrmd デーモンのコアダンプを gcore(1) を用いて採取してください。 (例えば、"/usr/bin/ps -e | grep sfcfrmd" によりプロセス ID を取得して "/usr/bin/gcore process_id")。sfcfrmd デーモンのコアダンプに加え、fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfcfrmd デーモンが管理パーティション pathname の読み書きに失敗しました。
GFS 共用ファイルシステムの管理パーティション領域としての設定が正しいか、またはディスクが正常に動作するか確認してください。
クラスタが起動されていないため、sfcfrmd デーモンの起動に失敗しました。
クラスタを起動してください。
管理パーティションに登録されている CIP ホスト名が変更されています。
管理パーティションを再作成し、リストアをすることによって、管理パーティションを CIP ホスト名を変更する前の構成に戻してください。詳細については、本書の "20.5 管理パーティション情報のバックアップ"、および、"20.6 管理パーティション情報のリストア" を参照してください。
sfcprmd デーモンとの接続に失敗しました。
sfcprmd デーモンが動作している事を、ps(1) コマンドを利用して確認してください (例えば、"/usr/bin/ps -e | grep sfcprmd")。dependency script の unload を実行したために、sfcprmd デーモンが停止している場合は、"/opt/SMAW/SMAWcf/dep/start.d/S81sfcfs load" を実行することにより sfcprmd を再起動してください。それ以外の場合は、該当ノードを再起動してください。
sfcprmd デーモンが動作しているにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfchnsd デーモンとの接続に失敗しました。
sfchnsd デーモンが動作している事を、ps(1) コマンドを利用して確認してください (例えば、"/usr/bin/ps -e | grep sfchnsd")。 dependency script の unload を実行したために、sfchnsd デーモンが停止している場合は、"/opt/SMAW/SMAWcf/dep/start.d/S81sfcfs load" を実行することにより sfchnsd を再起動してください。 それ以外の場合は、該当ノードを再起動してください。
sfchnsd デーモンが動作しているにも関わらず、本メッセージが出力された場合は、fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfchnsd デーモンが活性化されていません。
sfchnsd デーモンのコアダンプを gcore(1) を用いて採取してください (例えば、"/usr/bin/ps -e | grep sfchnsd" によりプロセス ID を取得して "/usr/bin/gcore process_id")。 sfchnsd デーモンのコアダンプに加え fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
サービスポートが取得できません。
クラスタ内のすべてのノードの /etc/services ファイルが、"sfcfsrm 9200/tcp" というエントリをもつことを確認してください。ない場合は、追加してください。このファイルの詳細については、"Solaris X Reference Manual Collection" の services(4) を参照してください。
管理パーティションに構成ノード情報を追加中のため、sfcfrmdデーモンの起動に失敗しました。
構成ノード情報の追加が完了した後、sfcfrmstart(1M) を使用して sfcfrmd デーモンを起動してください。構成ノード情報の追加が完了したことは、sfcsetup(1M) を引数なしで実行し、表示内容に追加ノードの情報が表示されることで確認できます。
MDS の起動に失敗しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のプライマリ MDS の起動に失敗しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のセカンダリ MDS の起動に失敗しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) の MDS 切り替え処理に失敗しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のプライマリ MDS が異常終了しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のセカンダリ MDS が異常終了しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) の処理で不正なオペレーションを検出しました。
core ダンプを採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
プライマリ MDS でのメモリの獲得に失敗しました。システムのメモリ不足が発生しています。
スワップ領域または実メモリを増やしてください。
セカンダリ MDS でのメモリの獲得に失敗しました。システムのメモリ不足が発生しています。
スワップ領域または実メモリを増やしてください。
MDS の切り替え処理中でのメモリの獲得に失敗しました。
スワップ領域または実メモリを増やしてください。
ファイルシステム (mount_point) 内の処理で矛盾が発生しました。
core ダンプを採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のMDS によるログリプレイが失敗しました。
カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム内の i ノード (inum) 解放時に異常を検出しました。
core ダンプを採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のアップデートログ管理の異常を検出しました。
core ダンプを採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステムデータの参照カウントの異常を検出しました。
core ダンプを採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
GFS 共用ファイルシステム監視デーモン sfcfsd が異常終了しました。detail で示される問題が発生しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のプライマリ MDS の起動に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のセカンダリ MDS の起動に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) の MDS の切り替え処理に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のプライマリ MDS がダウンしました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のセカンダリ MDS がダウンしました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のプライマリ MDS に対するマウントに失敗しました。GFS 共用ファイルシステム監視デーモン sfcfsd は終了します。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) のセカンダリ MDS に対するマウントに失敗しました。
ファイルシステムの運用には問題はありません。fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
ファイルシステム (mount_point) が閉塞しました。
対象のマウントポイントは使用できず、アンマウントしかできません。fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfcfsd デーモンが呼び出す sfcfs_mount コマンドのエラーメッセージを記述します。
スーパーユーザ権限で実行されていません。
直接モジュールを実行しないでください。
/etc/vfstab ファイルの記述に誤りがあり、マウントに失敗します。
AC の表示するメッセージが直近にあればそのメッセージの対処にしたがってください。
/etc/vfstab ファイルの設定の誤りを修正し、再度実行してください。
mount_point が使用されているため、または既にマウント済みのため、マウントに失敗します。
fuser(1M) で mount_point を使用しているプロセスがいないか?または、mount(1M) で既にマウントされているかを確認し、対処してください。
/etc/vfstab ファイルの記述に誤りがあり、マウントに失敗します。
/etc/vfstab ファイルの設定の誤りを修正し、再度実行してください。
block_special がライトプロテクトされているため、マウントに失敗します。
block_special の設定を変更してください。
2G 超えファイルが存在するため、マウントに失敗します。
マウントオプションを変更して、マウントして対処してください。
内部異常が発生したので、マウントに失敗します。
すべてのノードで GFS 共用ファイルシステムのバージョンレベルおよび適用パッチ ID を一致させてください。問題がない状態で発生した場合は、資料を採取しカスタマサポート担当者にご連絡ください。
AC と MDS との通信エラーが発生しました。
すべてのノードで GFS 共用ファイルシステムのバージョンレベルおよび適用パッチ ID を一致させてください。問題がない状態で発生した場合は、資料を採取しカスタマサポート担当者にご連絡ください。
MDS からのレスポンスに AC が矛盾を検出しました。
すべてのノードで GFS 共用ファイルシステムのバージョンレベルおよび適用パッチ ID を一致させてください。問題がない状態で発生した場合は、資料を採取しカスタマサポート担当者にご連絡ください。
AC から MDS への通信に失敗しました。マウントに失敗します。
MDS がダウンしている場合、再度マウントしてください。
内部異常が発生したので、マウントに失敗します。
資料を採取しカスタマサポート担当者にご連絡ください。
AC から MDS への通信に使用するポート番号定義 sfcfs-n が /etc/services に見つかりません。
削除した /etc/services のポート番号定義 sfcfs-n を元に戻してください。
内部異常が発生したので、マウントに失敗します。
資料を採取しカスタマサポート担当者にご連絡ください。
AC から MDS への通信用のホスト名が見つかりません。ファイルシステムのマウント処理が失敗します。
ホスト名 (host) の定義を見直してください。または sfcadm(1M) にてホスト名の変更を行ってください。
スーパーユーザ権限で実行されていません。
直接モジュールを実行しないでください。
sfcpncd デーモンが起動に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
セマフォの作成に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
sfcpncd デーモンが異常終了しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
スーパーユーザ権限で実行されていません。
直接モジュールを実行しないでください。
sfcprmd デーモンが起動に失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
/dev/null のオープンに失敗しました。
システム環境を見直してください。
/var/opt/FJSVsfcfs/.sfcprmd_uds のアクセスに失敗しました。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
メモリが枯渇し sfcprmd デーモンが起動に失敗しました。
スワップ領域または実メモリを増やしてください。
sfcpncd デーモンが作成するセマフォにアクセスできません。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
file_nameが実行可能ではありません。
“PRIMECLUSTER (Solaris)Installation Guide”を参照して、パッケージを再インストールしてください。
管理パーティションとして指定したGDSのボリューム状態が ACTIVE ではありません。または、GFS の使用をやめる際に、当該ノードで sfcsetup -d によって管理パーティションから構成ノード情報を削除しないまま、GDS ボリュームを削除した可能性があります。
以下の手順で、ボリュームが存在するか確認してください。
# ls -l management_partition
“PRIMUCLUSTER Global Disk Services 説明書”の“操作”の手順にしたがって、ボリュームを作成してください。
“PRIMUCLUSTER Global Disk Services 説明書”の“管理パーティション情報のバックアップ”の手順にしたがって、管理パーティションの復旧を行ってください。
“第19章 管理パーティションの操作”を参照し、管理パーティションの設定を行ってください。
ボリュームの状態がACTIVEでない場合は、ACTIVEにしてください。ボリュームの状態の変更方法は、“PRIMUCLUSTER Global Disk Services 説明書”の“操作”を参照してください。
以下の手順で、ボリュームが存在するか確認してください。
# ls -l management_partition
以下の操作をして、削除されたGDSボリュームの情報を解除してください。
以下の手順で、管理パーティションから構成ノード情報を削除してください。
ボリュームの状態の変更方法は、“PRIMUCLUSTER Global Disk Services 説明書”の“操作”を参照してください。
sfcfrmdデーモンの起動に失敗しました。
前出のsfcfrmstartのエラーメッセージをコンソールで確認し、そのエラーメッセージについて “E.5.6 sfcfrmstartコマンド” を参照し、対処を行ってください。
daemon デーモンを停止することができませんでした。
fjsnap で調査資料を採取し、カスタマサポート担当者にご連絡ください。
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