PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第25章 性能とチューニング | > 25.1 アップデートログ |
GFS 共用ファイルシステムでは、メモリ上のアップデートログバッファからディスク上のアップデートログ領域
への書き出しを可能な限り遅らせます。これにより、同一メタデータ
に関するアップデートログ情報を1つに集約し、古くなったログ情報の書き出しを抑制しています。ログの遅延書き込みを有効に働かせるには、アップデートログ領域を十分に確保する必要があります。
基本的な考え方として、ファイルシステムのサイズ 100 メガバイトあたり、1 メガバイトのアップデートログ領域を確保してください。(sfcnewfs(1M) のデフォルト設定ではこのようになっています。)
GFS 共用ファイルシステム専用の統計情報表示コマンド sfcstat(1M) を使用し、メタデータのディスクへの更新によって処理される実際の更新回数の平均値を知ることができます。
ファイルシステム性能が低く、この平均値が 1 に近い場合、アップデートログ領域を増やすことを試みてください。
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