PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版) |
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第3部 Global File Services 共用ファイルシステム | > 第23章 ファイルシステムの運用 | > 23.3 ファイル拡張属性 |
特定のファイルに対し、ファイル参照/更新が発生した場合の参照時刻/更新時刻の更新を行わない設定ができます。参照や更新が頻繁に発生するファイルの参照時刻/更新時刻を非更新にすることでファイルのメタ情報の更新回数が削減でき、ファイルシステムへのアクセス負荷が軽減されます。
時刻非更新属性を設定するには、sfcsettime(1) を使用します。ディレクトリに対して、時刻非更新属性を設定した場合、そのディレクトリ直下に新たに作成されるファイル、および、ディレクトリについて、設定した属性が自動的に反映されます。
以下に sfcsettime(1) の使用例を示します。
ファイルの最終参照時刻を更新しない設定
% sfcsettime -a /mnt/file
指定したディレクトリに今後作成するファイルに対して、最終参照時刻を更新しない設定
% sfcsettime -a /mnt/dir
sfcsettime(1) の詳細については、本書の“付録F.3.7 sfcsettime(1)”を参照してください。
なお、ファイルシステム全体のファイル参照時刻の更新が不要な場合には、noatime マウントオプションを使用することができます。
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