PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
目次 索引 前ページ次ページ

第3部 Global File Services 共用ファイルシステム> 第20章 管理パーティションの操作(コマンド編)> 20.3 管理パーティションへの構成ノード情報追加

20.3.2 sfcfrmd デーモンが起動済みの状態で実施する場合

 sfcsetup(1M) による構成ノード情報の追加を、ノードの起動または停止と同時期に行わないでください。

20.3.2.1 共用ディスク設定

 管理パーティションに構成ノード情報が追加されているノードで共有している GDS の論理ボリュームに対して、構成ノード情報を追加するノードをスコープ範囲に含めるよう、ディスククラスのスコープ属性を変更します。

 詳細は、“PRIMUCLUSTER Global Disk Services 説明書”“運用管理ビューでの操作”を参照してください。

20.3.2.2 管理パーティションへの構成ノード情報追加

 sfcfrmd デーモンが起動済みの状態で、管理パーティションへ構成ノード情報を追加するために、sfcsetup(1M)-a および -r オプションを使用します。

 以下では、管理パーティションに構成ノード情報を追加する例を説明します。

 sfcfrmd デーモンが起動済みのノードで以下の操作を実行してください。

1. sfcfrmd デーモンが動作していることを確認します。


# ps -ef | grep sfcfrmd


2. 追加ノード(star)がクラスタに組み込まれていることを確認します。


# cftool -n

Node  Number State       Os      Cpu

sunny 1      UP          Solaris Sparc

monny 2      UP          Solaris Sparc

star  3      UP          Solaris Sparc


3. 管理パーティションに追加ノード(star)の構成ノード情報を追加します。


# sfcsetup -a -r star


 管理パーティションに登録済みのノードおよび追加するノードの起動または停止と、sfcsetup(1M) の実行を同時期に行わないでください。

4. 追加したノードの構成ノード情報が登録されたことを確認します。


# sfcsetup

HOSTID      CIPNAME     MP_PATH

8038xxxx    sunnyRMS     yes

8038yyyy    moonyRMS     yes

8038zzzz    starRMS      yes


20.3.2.3 sfcfrmd デーモンの起動

 追加したノードで sfcfrmd デーモンを起動するために、shutdown(1M) を使用し、システムを再起動してください。

 shutdown(1M) の詳細は、“Solaris X Reference Manual Collection” を参照してください。

 以下に追加ノードでシステムを再起動する例を示します。


# shutdown -i6 -g0 -y



目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2004