PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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第2部 Global File Services ローカルファイルシステム> 第7章 GFSローカルファイルシステムの使用制限管理> 7.6 quota機能の使用上の留意点と注意事項

7.6.1 quota情報の整合処理

 quota 機能をはじめて有効化する場合には、GFS ローカルファイルシステム内で自動的に各ユーザの使用ファイル数、使用ブロック数の整合をとります。整合処理のためにかかる時間は、ファイル数に比例します。

 quota 機能を有効化した後は、internal quotas ファイルのログ採取を行うため、システムダウンが発生した場合でも quota 情報の整合処理が不要となります。

 しかし、quota 機能を無効化し、その後ファイルシステムに何らかの更新(ファイル作成、削除等)があった場合、ユーザが使用しているファイル数やブロック数が internal quotas ファイル上の値と不一致になります。このため、quota 機能を再度有効にした場合、整合処理のための時間を要します。具体的には sfxquotaon(1M) または mount(1M) の復帰に時間がかかります。

 この理由から、quota 機能を有効化した後はなるべく無効化しないことをお勧めします。


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