PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティング環境版)
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はじめに

 本書では、Global File Services の本体とオプション製品を総称して「GFS 製品」または単に「GFS」と呼びます。

 本書は、GFS 製品の機能と設定および運用の方法を、GFS 製品全体について一括して説明します。

 各 GFS 製品で利用可能な機能の範囲については、各 GFS 製品のインストールガイドを参照してください。

■本書の読者

 本書は GFS ファイルシステムを使用する方々を対象にしています。

 本書を読むためには、UNIX および Solaris(TM) オペレーティング環境 (以降、 Solaris OE) の一般的な知識が必要です。

 また、GFS ファイルシステムは PRIMECLUSTER の機能を使用するので、PRIMECLUSTER システムによるクラスタ制御の知識も必要です。

 そして、GFS 共用ファイルシステムは PRIMECLUSTER Global Disk Services の機能を使用するので、PRIMECLUSTER Global Disk Services の提供する共用ボリュームの知識も必要です。

■本書の構成

 本書は 3 部で構成されています。各部の内容は以下のとおりです。

第1部 Global File Services ファイルシステムの概要

第1章 Global File Services 概要
 GFS の概要について説明します。

第2部 Global File Services ローカルファイルシステム

第2章 GFS ローカルファイルシステム
 GFS ローカルファイルシステムの機能と特徴について説明します。
第3章 GFS ローカルファイルシステムの構造
 GFS ローカルファイルシステムの構造について説明します。
第4章 GFS ローカルファイルシステムの管理
 GFS ローカルファイルシステムを管理するための作業手順を基本的なコマンドをもとに説明します。
第5章 GFS ローカルファイルシステムのバックアップとリストア
 GFS ローカルファイルシステムのバックアップとリストアについて説明します。
第6章 GFS ローカルファイルシステムの一般コマンド
 GFS ローカルファイルシステムが提供する一般ユーザ向けのコマンドについて説明します。
第7章 GFS ローカルファイルシステムの使用制限管理
 ファイルシステムの使用を制限する quota (クォータ)機能について説明します。
第8章 GFS ローカルファイルシステムのデフラグメント
 GFS ローカルファイルシステムが提供するデフラグメントについて説明します。
第9章 性能とチューニング
 種々のユーティリティを利用して GFS ローカルファイルシステムを最適化し、効率的に使用する方法について説明します。
第10章 RMS クラスタ運用での GFS ローカルファイルシステムの利用について
 RMS クラスタ運用での GFS ローカルファイルシステムを使用する方法について説明します。
第11章 GFS ローカルファイルシステムのノード情報の変更について
 GFS ローカルファイルシステムを使用するノードのノード名、hostID が変更となった場合の対処について説明します。
付録A カーネルメッセージ
 GFS ローカルファイルシステムのカーネルメッセージを記載します。
付録B リファレンスマニュアル
 GFS ローカルファイルシステムのリファレンスマニュアルを記載します。
付録C GFS ローカルファイルシステムで I/O エラーが発生した場合の対処方法
 GFS ローカルファイルシステム上で I/O エラーが発生した場合の対処方法について記載します。
付録D GFS ローカルファイルシステムと UFS ファイルシステムとのコマンド対応
 GFS ローカルファイルシステムのコマンドと UFS ファイルシステムのコマンド (Solaris OE 標準) との対応関係を記載します。

第3部 Global File Services 共用ファイルシステム

第12章 ファイルシステムの機能
 GFS 共用ファイルシステムの機能と特徴について説明します。
第13章 ファイルシステムの構造
 GFS 共用ファイルシステムの構造について説明します。
第14章 ダウンリカバリ
 GFS 共用ファイルシステムのダウンリカバリ機能について説明します。
第15章 ファイルシステム設計
 GFS 共用ファイルシステムの運用設計のポイントを説明します。
第16章 管理パーティション
 管理パーティションについて説明します。
第17章 運用管理ビューの起動と終了
 GFS 運用管理ビューを使用するための運用形態と準備方法、および操作方法について説明します。
第18章 運用管理ビューの画面要素
 GFS 運用管理ビューの画面要素について説明します。
第19章 管理パーティションの操作 (GUI編)
 GFS 運用管理ビューによる管理パーティションの操作方法について説明します。
第20章 管理パーティションの操作 (コマンド編)
 コマンドによる管理パーティションの操作方法について説明します。
第21章 ファイルシステム操作 (GUI編)
 GFS 運用管理ビューによるファイルシステムの操作方法について説明します。
第22章 ファイルシステムの操作 (コマンド編)
 コマンドによる GFS 共用ファイルシステムの操作方法について説明します。
第23章 ファイルシステムの運用
 GFS 共用ファイルシステムを管理するための作業手順を基本的なコマンドをもとに説明します。
第24章 ファイルシステムのバックアップとリストア
 GFS 共用ファイルシステムのバックアップとリストアについて説明します。
第25章 性能とチューニング
 種々のユーティリティを利用して GFS 共用ファイルシステムを最適化し、効率的に使用する方法について説明します。
第26章 GFS 共用ファイルシステムへの移行
 導入済みシステムから移行する場合の方法について説明します。
付録E メッセージ一覧
 GFS 共用ファイルシステムのエラーメッセージについて説明します。
付録F リファレンスマニュアル
 GFS 共用ファイルシステムに関連するリファレンスマニュアルです。
付録G トラブルシューティング
 メッセージで緊急対処が必要なものについて記載します。
用語集
 GFS ファイルシステムに関連する用語と定義のリストです。

■関連マニュアル

 以下のマニュアルには GFS ファイルシステムに関する情報が記載されています。

 PRIMECLUSTER の関連ドキュメントには上記マニュアル以外に以下のドキュメントがあります。

 参照するSolaris(TM) オペレーティング環境 (以降、Solaris OE) のマニュアル名称で"Solaris X"と書かれている部分は、Solaris(TM) 8 オペレーティング環境 (以降、Solaris 8 OE)、またはSolaris(TM) 9 オペレーティング環境 (以降、Solaris 9 OE)と読み替えてマニュアルを参照してください。

■マニュアルの印刷について

 マニュアルの印刷をする場合には、各製品 CD-ROM の中に入っている PDF ファイルを利用してください。PDF ファイル名とマニュアルとの関係については、製品に添付されているインストールガイド (紙) を参照してください。

 PDF ファイルの参照・印刷には、Adobe Acrobat Reader が必要です。Adobe Acrobat Reader v4.0 以降をお使いください。

■オンラインマニュアルについて

 オンラインマニュアルを参照するためには、クラスタ管理サーバでユーザ名を wvroot、clroot、cladmin、clmon のいずれかのユーザグループに登録してください。

 ユーザグループの登録の方法、ユーザグループの意味については、“PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書”を参照してください。

■本書の表記について

◆表記

プロンプト

 実行にシステム管理者 (ルート) 権限が必要なコマンドライン例の場合、先頭にシステム管理者プロンプトを示すハッシュ記号(#)が付いています。システム管理者権限を必要とし無いエントリの場合、先頭にパーセント(%)が付いています。

マニュアルページのセクション番号

 UNIX オペレーティングシステムおよび PRIMECLUSTER のコマンドの後ろにマニュアルページのセクション番号が括弧付きで示されています。―例: cp(1)

キーボード

 印字されない文字のキーストローク<Enter>や<F1>などのキーアイコンで表示されます。たとえば、<Enter>は Enter というラベルの付いたキーを押すことを意味し、<Ctrl>+<B>は、Ctrl または Control というラベルを付いたキーを押しながら<B>キーを押すことを意味します。

記号

 特に注意すべき事項の前には以下の記号が付いています。

略称

2004年 12月

■商標について

UNIX は、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、Sun ロゴ、Solaris およびすべての Solaris に関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc.の商標または 登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。

Netscape, Netscape Navigator は、米国 Netscape Communications Corporation 社の商標です。

Microsoft, Windows, MS は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。

Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。

EMC, PowerPath, SRDF, Symmetrix および TimeFinder は EMC Corporation の登録商標です。

PRIMECLUSTER は、富士通株式会社の商標です。

その他各種製品名は、各社の製品名称、商標または登録商標です。

Copyright (c) 1986-1997 Sun Microsystems Inc.

お願い

Copyright (C) 2004 富士通株式会社.

All Rights Reserved.

Copyright (C) 2004 Fujitsu Siemens Computers GmbH.

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