SafeCLUSTER/HA for Oracle 導入運用ガイド V1.1L21A
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目次

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2.2 SafeCLUSTER 環境設定
以下の手順で SafeCLUSTER の環境設定を行います。
- SafeCLUSTER の設定
- 共用ディスク装置の設定
- ネットワークの設定
- リソース追加、クラスタサービス作成、動作確認
以降で、各項目について詳細を説明します。
- SafeCLUSTER の設定
SafeCLUSTER インストール後、クラスタ運用管理ビューの起動、SafeCLUSTER システムのライセンス登録、ハード機器の設定、SafeCLUSTER システムの初期構成設定を行います。
SafeCLUSTER のインストール方法や上記の設定方法などについては、「SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド」 を参照してください。
「SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド」 の 「第11章 SafeCLUSTER システムの初期設定」 で紹介されている手順のように、SafeCLUSTER システムの初期構成設定後に SafeCLUSTER のエージェント製品である、SafeCLUSTER/HA for Oracle のインストールおよびライセンス登録を行うことも可能ですが、本書では確認手順が明確になるように、Oracle の環境設定後に SafeCLUSTER/HA for Oracle の環境設定を行う手順を紹介します。
- 共用ディスク装置の設定
共用ディスク装置の設定を行います。
共用ディスク装置の使用種別は「切替えディスク」を選択してください。
設定方法については、「SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド」 の 「第8章 SafeCLUSTER システムの初期導入」 の 「8.3.8 共用ディスク制御の環境設定」 を参照してください。
- ネットワークの設定
ネットワークの設定を行います。
Oracle のクラスタ環境設定のためには、引継ぎネットワークとして、IP アドレス引継ぎの設定を行う必要があります。
ネットワークの設定については、「SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド」 の 「第11章 SafeCLUSTER システムの初期設定」 の 「11.5 ネットワークの設定」 を参照してください。
- リソース追加、クラスタサービス作成、動作確認
共用ディスク、IP アドレス引継ぎリソースを追加したクラスタサービスを作成します。
運用形態は「Standby」を選択します。
作成したクラスタサービスを動作させ、SafeCLUSTER が正常に動作するか確認してください。
リソース追加、クラスタサービス作成、SafeCLUSTER の動作確認方法については、「SafeCLUSTER/Standard V1.1 導入運用ガイド」 を参照してください。
次に説明する Oracle の環境設定は、このクラスタサービスが動作している状態で行います。
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