PRIMECLUSTER Web-Based Admin View 操作手引書
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第2部 Web-Based Admin View GUI画面> 第3章 Web-Based Admin View画面の起動> 3.1 画面起動のための準備> 3.1.3 Web環境を準備する

3.1.3.2 Webブラウザの使用環境に応じた設定を行う

サポートされるJava Plug-inのバージョンは、"クライアント環境を準備する"明記されていますが、Java Plug-inを使用可能な運用製品にはSun Microsystemsが無償で提供するJava Plug-inが同梱されているものもあります。

設定を行う場合には、"■Java Plug-inを設定する"に従って設定を行ってください。

■Java Plug-inを設定す

◆PCクライアント

  1. Java Plug-inがすでにインストールされているかどうかを確認します。

    クライアントにおいて、コントロールパネルの[アプリケーションの追加と削除]を起動し、以下のいずれかのバージョンが表示されれば、Java Plug-inをインストールする必要はありません。

  2. Java Plug-inをインストールします。

    CD-ROM上のJava Plug-inインストーラを実行してください。

    <version>はCD-ROM上のファイルバージョン番号に置き換えてください。

    画面で表示される手順に従ってインストールしてください。

以上で、Java Plug-inの設定は完了です。

◆Solaris OS

Java Plug-inのバージョンによって、設定の手順が異なります。

●Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.3.1の場合

  1. CD-ROMからSolaris OS用のJava(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.3.1を作業ディレクトリにコピーします。

    CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    # cd <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc

    通常 <CDROM-mountpoint>は/cdrom/cdrom0 になります。

    以下は/var/tmpにJava(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.3.1をコピーする場合の例です。

    # cp <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc/j2re-1_3_1_<version>-solsparc.sh /var/tmp

    <version>はCD-ROM上のファイルバージョン番号に置き換えてください。

  2. 作業ディレクトリにコピーした自己解凍バイナリに実行アクセス権が設定されていることを確認します。アクセス権限がついていない場合、以下を実行します。
    chmod +x j2re-1_3_1_<version>-solsparc.sh
  3. ファイルのインストール先ディレクトリに移動します。

    # cd <インストール先ディレクトリ>

  4. 自己解凍バイナリを実行します。

    j2re1_3_1_<version> というディレクトリが、現在のディレクトリに作成されます。インストールの完了後は、このディレクトリを任意の名前に変更できます。

  5. 環境変数を設定します。

    以下のコマンドを実行し、シェル変数にJava Plug-inの環境変数を設定してください。

    【Cシェルの場合】

    # setenv NPX_PLUGIN_PATH <Java Plug-inのパス>

    【シェル、Kornシェルの場合】

    # NPX_PLUGIN_PATH=<Java Plug-inのパス>

    # export NPX_PLUGIN_PATH

    <Java Plug-inのパス>には、javaplugin.so のある以下のディレクトリに設定します。

    <インストール先ディレクトリ>/j2re1_3_1_<version>/plugin/sparc/ns4

    例 <インストール先ディレクトリ>が/var/tmpの場合

    <Java Plug-inのパス>=/var/tmp/j2re1_3_1_<version>/plugin/sparc/ns4

  6. ご使用の Netscape ブラウザを端末から起動します。

    すでに起動している場合は再起動してください。

  7. 再度ブラウザを再起動します。

    Netscapeの問題回避のため、ブラウザを2回再起動する必要があります。

●Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.4.2の場合

  1. CD-ROMからSolaris OS用のJava(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.4.2を作業ディレクトリにコピーします。

    CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    # cd <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc

    通常 <CDROM-mountpoint>は/cdrom/cdrom0 になります。

    以下は/var/tmpにJava(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition Version 1.4.2をコピーする場合の例です。

    # cp <CDROM-mountpoint>/plugins/solaris/sparc/j2re-1_4_2_<version>-solsparc.sh /var/tmp

    <version>はCD-ROM上のファイルのバージョン番号に置き換えてください。

  2. 作業ディレクトリにコピーした自己解凍バイナリに実行アクセス権が設定されていることを確認します。アクセス権限がついていない場合、以下を実行します。

    # chmod +x j2re-1_4_2_<version>-solsparc.sh

  3. ファイルのインストール先ディレクトリに移動します。

    # cd <インストール先ディレクトリ>

  4. 自己解凍バイナリを実行します。

    j2re1.4.2_<version> というディレクトリが、現在のディレクトリに作成されます。インストールの完了後は、このディレクトリを任意の名前に変更できます。

  5. Java Plug-in の設定を行います。
  6. ご使用のブラウザを端末から起動します。

    すでに起動している場合は再起動してください。

    Netscape Communicator 4.72〜4.7Xの場合、再度ブラウザを再起動します。

●その他の場合

  1. Netscape Communicatorがインストールされていることを確認します。
  2. Java Plug-inがすでにインストールされているかどうかを確認します。

    # pkginfo -l SUNWj2pi

    上記のコマンドを実行し、以下のいずれかのバージョン、または、より新しいバージョンが表示されれば、Java Plug-inをインストールする必要はありません。

    VERSION: 10.1.2.2,REV=1999.12.06.10.02
    VERSION: 20.1.2.2,REV=1999.10.14.18.04

    なお、このバージョンより古いJava Plug-inがインストールされている場合には、Java 2 Runtime Environment Standard Edition v1.3.1 または Java 2 Runtime Environment Standard Edition v1.4.2を使用してください。

◆Linux(R)

●Red Hat Enterprise Linux AS/ES v.2.1,SuSE SLES-7,SuSE SLES-8の場合

Linux(R)のJava Plug-in の設定方法の詳細は、IBM(R) Runtime Environment for Linux(R), Java(TM)2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit version に添付のREADMEを参照してください。

  1. IBM(R) Runtime Environment for Linux(R), Java(TM)2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit versionがインストールされているかどうかを確認します。

    # rpm -q IBMJava2-JRE

    IBMJava2-JRE-1.3.1-2.0

    確認の結果、IBM(R) Runtime Environment for Linux(R), Java(TM)2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit versionがインストールされていない場合は、手順2へ進んでください。

  2. CD-ROMからLinux(R)用のIBM(R) Runtime Environment for Linux(R), Java(TM)2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit versionを作業ディレクトリにコピーします。

    CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    # cd <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux

    普通<CDROM-mountpoint>は/cdrom/cdrom0になります。

    以下は、/var/tmpにIBM(R) Runtime Environment for Linux(R), Java(TM)2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit versionをコピーする場合の例です。

    # cp <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux/IBMJava2-JRE-1.3.1-2.0.i386.rpm /var/tmp

  3. 作業ディレクトリに移動します。

    # cd <作業ディレクトリ>

  4. パッケージのインストールを行います。

    # rpm -i IBMJava2-JRE-1.3.1-2.0.i386.rpm

  5. Java Plug-in の設定を行います。

  6. ご使用の Netscape ブラウザを端末から起動します。

    すでに起動している場合は再起動してください。

●Red Hat Enterprise Linux AS/ES v.3の場合

  1. Java(TM)2 Runtime Environment,Standard Edition,Version 1.4.2がインストールされているかどうかを確認します。

    # rpm -q j2re

    j2re-1.4.2_05-fcs

    確認の結果、Java(TM)2 Runtime Environment,Standard Edition,Version 1.4.2がインストールされていない場合は、手順2へ進んでください。

  2. CD-ROMからLinux(R)用のJava(TM)2 Runtime Environment,Standard Edition,Version 1.4.2を作業ディレクトリにコピーします。

    CD-ROMをCD-ROM装置にセットします。

    # cd <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux

    普通<CDROM-mountpoint>は/cdrom/cdrom0になります。

    以下は、/var/tmpにJava(TM)2 Runtime Environment,Standard Edition,Version 1.4.2をコピーする場合の例です。

    # cp <CDROM-mountpoint>/plugins/Linux/j2re-1_4_2_05-linux-i586.rpm /var/tmp

  3. 作業ディレクトリに移動します。

    # cd <作業ディレクトリ>

  4. パッケージのインストールを行います。

    # rpm -i j2re-1_4_2_05-linux-i586.rpm

  5. Java Plug-in の設定を行います。

    ライブラリファイルのシンボリックリンクを作成します。

    # cd <Netscape7ディレクトリ>/Plugins
    # ln -s <JRE1.4.2ディレクトリ>/Plugin/i386/ns610-gcc32/libjavaplugin_oji.so
  6. ご使用のNetscapeブラウザを端末から起動します。

すでに起動しているは再起動してください。


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