PRIMECLUSTER導入運用手引書 4.1(Linux版) |
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第2部 導入編 | > 第5章 クラスタの構築 | > 5.1 クラスタの初期設定 | > 5.1.3 クラスタリソース管理機構の初期設定 |
システムに接続されているハードウェア装置(共用ディスク、ネットワークインタフェースカード)をCRMが管理するリソースデータベースに登録します。
#/etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -r -n [RETURN]
clautoconfigコマンドの詳細については、clautoconfigのマニュアルページを参照してください。
clinitresetコマンドで、リソースデータベースのリセットを行います。clinitresetコマンドの詳細は、clinitresetコマンドのマニュアルページを参照してください。
ノードを再起動します。
# ifconfig ネットワークインタフェースカード up
例:ネットワークインタフェースカード eth1 を動作状態にする場合
# ifconfig eth1 up
共用ディスクをリソースデータベースに登録します。共用ディスクの登録は、GDS を使用する場合のみ行います。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードで、以下の手順を実施します。
クラスタシステムを構成する任意の1ノードに、システム管理者権限でログインします。
共用ディスク定義ファイルとは、クラスタシステムの各ノードと各共用ディスク装置の物理的な接続構成を記述するファイルです。以下の形式で記述します。
リソースキー名 デバイス名 ノード識別名 リソースキー名 デバイス名 ノード識別名 :
"リソースキー名"、"デバイス名"、"ノード識別名" には、以下の値を記述します。
リソースキー名
リソースキー名には、共用ディスク装置のデバイスごとの共用関係を示すリソースの名前を指定します。同一のディスクに対しては、同じ名前を指定する必要があります。リソースキー名は、"shd番号"の形式で指定します。
"shd"は固定文字列です。"番号"は4桁の任意の数字です。複数の共用ディスクがある場合、"番号"には異なる数字を指定してください。[例] /dev/sdbと/dev/sdcが複数のノードに共用接続されている場合/dev/sdb のリソースキー名: shd0001/dev/sdc のリソースキー名: shd0002
デバイス名
デバイス名には、共用ディスク装置のデバイスの名前を指定します。デバイス名は、"/dev/デバイス"の形式で指定します。[例] /dev/sdb の場合/dev/sdb
ノード識別名
共用ディスク装置のデバイスが存在するノードの識別名を指定します。ノード識別名は、clgettreeコマンドで確認できます。
clgettreeコマンドの詳細は、clgettreeコマンドのマニュアルページを参照してください。[例] 以下の場合、node1 と node2 がノード識別名です。# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree Cluster 1 cluster Domain 2 PRIME Shared 7 SHD_PRIME Node 3 node1 ON Node 5 node2 ON
以下に、ノードnode1とnode2で、共用ディスク装置のデバイス/dev/sdbと/dev/sdcを共用している場合の、共用ディスク定義ファイルの例を示します。
shd0001 /dev/sdb node1 shd0001 /dev/sdb node2 shd0002 /dev/sdc node1 shd0002 /dev/sdc node2
clautoconfigコマンドを実行することにより、手順2で作成した共用ディスク定義ファイルに記述されている共用ディスク装置の情報を、リソースデータベースに登録します。clautoconfigコマンドは、以下の形式で指定します。
[形式]
/etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -f 共用ディスク定義ファイルのフルパス
[例]
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clautoconfig -f /var/tmp/diskfile
[復旧手順]
clinitresetコマンドを使って、リソースデータベースをリセットします。
詳細は、clinitresetコマンドのマニュアルページを参照してください。
ノードを再起動します。
ハードウェア装置の登録が完了すると、以下のような画面になります。
CRMメインウィンドウを参照し、リソース登録が正常に完了していることを確認してください。
確認のポイントは以下のとおりです。初期構成設定のCRMメインウィンドウで、選択した装置のリソースについて確認してください。
上記のように、実際の装置構成とリソースが対応していない場合は、以下の原因が考えられます。
正しくリソースが登録されていない場合は、上記の原因の見直しを実行後、再度リソースの登録を行ってください。
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