PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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付録G SafeCLUSTER互換用リソースの登録 |
CUIでuserApplicationを設定した場合、以下の製品は、SafeCLUSTER互換用のクラスタサービスおよびクラスタサービスインスタンスリソースをResource Database へ登録する必要があります。
"/opt/SMAW/SMAWRrms/htdocs.solaris/wizards.en/wizards/CRM.htm"
以下に、SafeCLUSTER互換用のクラスタサービスおよびクラスタサービスインスタンスリソースの登録手順を説明します。
手順1.〜手順2.は、userApplicationを構成する任意の1ノードで行ってください。userApplicationを構成するノードは、"CRM.htm" の "(5)"の"Machines" に設定した全てのノードを示します。
クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。
claddrsc(1)コマンドを以下の形式で実行します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスのリソースIDが出力されます。
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c ClusterService -k userApplication の ApplicationName(※) -p 0 -t nocontroler -s -1 -d self -e service
(※) "userApplicationのApplicationName"は、"CRM.htm"の"(4)"で設定した、userApplicationの "ApplicationName" を指定します。
例) userApplicationのApplicationNameが"generic"の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c ClusterService -k generic -p 0 -t nocontroler -s -1 -d self -e service
100
手順3.〜手順5.は、userApplicationを構成する全てのノードで行ってください。
clgetnode(1)コマンドを以下の形式で実行し、自ノードのノード識別番号を確認します。clgetnode(1)の実行が成功した場合、標準出力に、自ノードのノード識別番号を出力します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgetnode -i
以下の例の場合、自ノードのノード識別番号は "0" となります。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgetnode -i
0
claddrsc(1)コマンドを以下の形式で実行します。登録に成功した場合、標準出力にクラスタサービスインスタンスのリソースIDが出力されます。
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c AndBinding -k userApplicationのApplicationName(※1) -p クラスタサービスのリソースID(※2) -t nocontroler -s 自ノードのノード識別番号(※3) -d self -e service
(※1) "userApplicationのApplicationName"は、"CRM.htm"の"(4)"で設定した、userApplicationの"ApplicationName" を指定します。
(※2) "クラスタサービスのリソースID"は、手順2.で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。
(※3) "自ノードのノード識別番号"は、手順4.で取得した自ノードのノード識別番号を指定します。
例) userApplicationのApplicationNameが"genelic"、クラスタサービスのリソースIDが"100"、自ノードのノード識別番号が"0"の場合
# /etc/opt/FJSVcluster/sys/claddrsc -c AndBinding -k genelic -p 100 -t nocontroler -s 0 -d self -e service
101
手順6.〜手順7.は、userApplicationを構成する任意の1ノードで行ってください。
クラスタシステムのいずれかのノードにシステム管理者権限でログインします。
clsetinsorder(1M)コマンドを以下の形式で実行し、クラスタサービスインスタンスの運用順番を設定します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetinsorder -s クラスタサービスのリソースID(※1) -r クラスタサービスインスタンスのリソースID...(※2) -S
(※1) "クラスタサービスのリソースID"は、手順2.で登録したクラスタサービスのリソースIDを指定します。
(※2) "クラスタサービスインスタンスのリソースID"は、手順5.で登録した各ノードのクラスタサービスインスタンスのリソースIDを指定します。クラスタサービスインスタンスのリソースIDは、"CRM.htm"の"(5)"で設定した"Machinesの順番で指定します。
例) クラスタサービスのリソースIDが"100"、Machinesの順番が以下で、narcissusのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"101"、sweetpeaのクラスタサービスインスタンスのリソースIDが"102"の場合
Machines[0] narcissusRMS
Machines[1] sweetpeaRMS
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clsetinsorder -s 100 -r 101,102 -S
clgettree(1)コマンドを以下の形式で実行します。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -s
以下を確認します。
クラスタサービスのリソースクラスは、"Standby"または"Scalable"です。
クラスタサービスインスタンスのリソースクラスは、"AndBinding"です。
クラスタサービスインスタンスの運用順番は、クラスタサービスインスタンスリソースの "()" で囲まれた部分です。Machinesの順番が最も小さいクラスタサービスインスタンスが "RUN" となり、それ以外は "WAIT" となります。
例)以下の例の場合、クラスタサービスのリソースIDは"100"、クラスタサービスインスタンスのリソースIDは"101"と"102"となります。
# /etc/opt/FJSVcluster/bin/clgettree -s
Standby 100 generic STOP REJECT
AndBinding 101 genelic STOP UNDEFINED(RUN) narcissus
AndBinding 102 genelic STOP UNDEFINED(WAIT) sweetpea
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