PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
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第6部 PRIMECLUSTER対応製品編 | > 第25章 Symfoware Server | > 25.1 機能概要 | > 25.1.1 クラスタシステムへの対応概要 |
Symfoware Serverでは、高拡張性に対応するロードシェアを実現します。ロードシェアは、クラスタシステムにおいて複数のノードでトランザクションを並列に処理する機能です。ロードシェアを行うための運用を、ロードシェア運用とよびます。
ロードシェアには、以下の2つの特長があります。
ロードシェア運用の特長の1つは、性能スケーラブルな高性能システムを実現できることです。
ロードシェア運用は、PRIMECLUSTERのクラスタ制御の下で動作します。これは、クラスタシステムに関する運用および操作をクラスタ制御に任せることで、クラスタシステム内の他ミドルウェア製品との親和性を確保することを目的としています。また、クラスタ制御がハードウェアと協調することにより実現する高拡張性および高信頼性を最大限に利用することができます。
ロードシェアでは、TCP/IPまたはBLASTBANDを使用して、クラスタシステムを構成するノード間の通信を実現します。
ロードシェア運用では、ノードダウン発生後、業務を秒オーダで再開することができます。
ロードシェア運用では、TCP/IPまたはBLASTBANDを使用して、運用中にデータベースの更新ログを待機ノードのメモリ上に逐次送信します。切替え事象が発生した場合、フラッシュトリートメントリカバリにより、待機ノードでメモリ上の更新ログを利用して仕掛かりデータを閉塞し、業務の再開を可能とします。
閉塞データのダウンリカバリは業務と並行してバックグラウンドで行います。
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