PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版)
|
目次
索引
|
10.3.1 PRIMECLUSTER システムへの修正適用に関する注意事項
クラスタシステムに一括修正などを適用する場合、次のような点に注意してください。
- 修正を適用する前に、必ずシステム環境のバックアップを行ってください。
- 各ノードへ導入するソフトウェアの版数は、適用する各種修正を含め、クラスタシステムを構成する全ノードが同一版数となるようにしてください。ただし、次項で述べるローリングアップデートが許されている場合はその限りではありません。
- 一括修正などの適用には、ノードを一度停止する必要があります。これは、一時的であれ業務の停止を意味します。予定されている保守期間での適用を計画するなど、業務に影響を与えない時期と期間を検討してください。
- クラスタを構成するノードに対して、業務切替えを行い、待機となったノードを運用業務から切り捨てて1ノードずつ修正を適用すること により、業務自体の運用は継続したまま、ソフトウェアのアップデートを行う方法を、ローリングアップデートと呼びます。
この方法を適用すると、ソフトウェアアップデートに伴う業務停止時間を最小限にすることができます。ただし、本手法を使ってアップデートを行うには、ローリングアップデートに必要な前提条件(修正の内容がローリングアップデートが可能である修正であることなど)を 満たしていることが必要です。
本手法を実施するには、パッチのREADME を確認のうえ、当社技術員(SE)に連絡してください。
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2005