PCI Hot Plug ユーザーズガイド 2.5.1
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第2章 PCI Hot Plugの運用> 2.2 システム管理上の留意点

2.2.1 I/O無効化オプション

以下のOBP環境変数を使用してシステムボード上のLANポートおよびPCIカードを無効にすることができます。PRIMEPOWER900/1500/2500/HPC2500では、内蔵されるSCSIボードも無効化の対象となります。ただしeeprom(1M)コマンドを用いてOBP環境変数を設定した場合、設定を有効にするためにはシステムを一度リブート(再起動)する必要があります。

なおOBP環境変数はパーティションの使用可能な環境では、パーティションごとに存在し、そのパーティションに対する環境を設定するものです。あるパーティションで設定した情報は、別のパーティションに影響を与えません。詳細は、“Dynamic Reconfigurationユーザーズガイド”を参照してください。

Xは筐体番号、Yは筐体内のシステムボード番号、Nはシステムボード内オフセット番号を表します。

例:

この設定が有効になっている場合には、PCI Hot Plug操作を実行することができなくなります。このため、I/O無効化オプションを指定するシステムボードに接続されるスロットには、PCI Hot Plug操作の対象となるカードを組込まないでください。また、カードが組込まれているスロットは電源が投入されたままの状態になりますので、誤ってカードを抜かないよう注意してください。

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