注-1 | 目安として 2 CPUシステム(336MHz,2MB E-cache)の場合、試験が1回パスするのにかかる時間は、・"mode=line"の場合 約 4分です(他の設定はデフォルト)。"mode=large"の時は、仮想メモリサイズ、物理メモリサイズにより実行時間が大きく変動します。 |
注-2 | FJVTSメニューから実行する場合、CPUごとに複数インスタンス(プロセス)起動できますが、インスタンスの最大数は 16 です。 |
注-3 | "mode=large"で、"loop=100"(デフォルト)のままの場合、試験が1回パスするのに数時間かかることがあります。 |
オプション | 説明 | ||||||||||||
Mode | 試験内容を選択します。いずれか1つ選択可能です。
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※ 試験内容説明
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※ "all"を選択すると "line","byte","share","share2","random"を順次実行しますが、1CPUシステムの場合、"share","share2"テストはスキップされます。 ※ 1CPUシステムの場合、"share","share2"を選択するとエラーになります。 ※ "random" はデータ比較を行いません。 | |||||||||||||
Write Only | "on"を選択すると、Writeのみのモードになり、キャッシュ転送負荷が向上します。ただしデータ比較は行いません。 "read_only"を選択すると、データパターンを 1回Write後、loop回数分 Read/Compare を行います。"read_only"の場合、"compare=last"にしておく必要があります。
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Predefined Pattern | 転送データパターンを選択します。いずれか1つ選択可能です。
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Loop Counter | 同一の設定パターンを用いて何回ループするかを10進の整数(1〜99999)で指定します。 デフォルト値は 100 |
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Contiguous Errors | 1回の loop中で何個までエラー情報を出力するかを10進の整数(1〜500)で指定します。なおデータ比較単位は 64Byteです。 デフォルトは 10 |
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File | 指定したファイルから、試験データパターンを読み出します。指定可能なファイル名は 20文字までです。有効データは16進数を表す文字列です。 デフォルトは指定無し |
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Compare |
データ比較処理のタイミングを変更します。
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※ 選択肢の説明
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Amount | 試験対象メモリサイズを10進の整数(0〜最大仮想メモリサイズ)で指定します(単位はMB)。"mode=large"の場合に有効です。値に"0"を指定した場合は、最大仮想メモリサイズが自動的に指定されます。デフォルトは最大仮想メモリサイズ。 | ||||||||||||
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2nd cache size | 試験対象メモリサイズを MByte単位で任意(0〜E-cacheサイズの2倍まで)に指定可能です。"mode=large"以外の場合に有効です。値に"0"を指定した場合は、自動的に E-cacheサイズが指定されます。デフォルトは E-cacheサイズです。 | ||||||||||||
Way | CPUの2ndキャッシュのWay数を10進の整数(0〜2)で指定します。値に"0"を指定した場合は、自動的にWay数を判断します。デフォルトは搭載CPUの2ndキャッシュのWay数です。 | ||||||||||||
Processor Affinity | CPUを複数搭載したシステムでしか表示されません。使用するCPUを選択した番号のCPUに限定(バインド)しますが、本プログラムでは "No Selections" のままにしておいてください。 デフォルトは "No Selections" |
オプション | 説明 |
接続テストモード (Connection Test) |
実行すると各CPUモジュールの E-cacheサイズ、E-cacheラインサイズ、E-cache Way数、最大仮想メモリサイズを表示します。 |
機能テストモード (Functional Test) |
"Mode"オプションが"line","byte","random" の場合 E-cache Write Back, Copy Back を狙った動作を、"share","share2" の場合は複数CPU間でのデータ転送を狙った動作を、"large" の場合は Page In/Outによる、キャッシュ-メモリ-I/O間のデータ転送を狙った動作を行います。データの Write/Read/Compare を行いCPUキャッシュ制御の検証を行います。 |
引数 | 説明 | 指定例 |
bind |
試験を行うCPUモジュールをID番号で指定します。 指定は "CPU_ID+CPU_ID+..." のように行います。 また全CPUを指定するときは、"all" で指定可能です。 |
bind=0+2+5 bind=all |
mode | 試験内容を指定します。 | mode=line |
wo | Write Onlyにするかどうか指定します。 | wo=on |
pp | 試験データパターンを指定します。 | pp=default pp=all |
loop | 同一試験データパターンでループする回数を指定します。 | loop=100 |
cerr | 1回の loop中で何個までエラー情報を出力するかを指定します。 | cerr=100 |
file | 試験データパターンを読み込むファイル名を指定します。 | file=/tmp/hogehoge |
amount | "mode=large"の時の、試験対象サイズを指定します。単位は Mbyteです。 | amount=0,amount=1000,amount=max |
compare | データ比較タイミングを指定します。 | compare=last |
2ndcsize | E-cacheサイズを指定します。 | 2ndcsize=4 |
way | 2ndキャッシュのWay数を指定します。 | way=1 |
ID | エラーメッセージ | 考えられる原因 | 対処方法 |
6000 |
Data compare error ([CPU ID]): [比較済みバイト数]/[比較全体バイト数] byte, Physical_addr= [物理アドレス] Write_data = [Writeデータ(64byte)] Read_data = [Readデータ(64byte)] Parameter: Mode=[試験内容], Pattern=[試験データパターン] | [CPU ID]でデータ比較エラーが発生しました。 | [CPU ID]のモジュールを交換して下さい。 |
8000 | [発行コマンド] failed. [理由] | システムエラー | [発行コマンド]が実行可能かどうか確認して下さい。 |
8001 | valloc failed (size= [獲得要求サイズ]): [理由] | valloc()が失敗しました | 仮想メモリが不足しています。仮想メモリサイズを増やすか、試験プログラムの実行数を減らしてください。 |
8002 | Ioctl failed. [発行コマンド]: [理由] | システムエラー | [発行コマンド]を実行するデバイスドライバが正常動作しているか確認してください。 |
8003 | Please enter an appropriate value, [入力値]=? | [入力値]のパラメタ値が無効な値です。 | 有効な値を入力してください。 |
8004 | Bad test option: [オプション] | 指定された[オプション]はありません。 | 正しい[オプション]を指定してください。 |
8005 | Child Process Illegal failed. [理由] | システムエラー | プログラムが異常終了しました。外部要因が考えられますので、再実行して下さい。それでも同現象になる場合、弊社窓口に問い合わせ願います。 |
8006 | Child Process Illegal failed. exit code = [exit:signal] | システムエラー | プログラムが異常終了しました。外部要因が考えられますので、再実行して下さい。それでも同現象になる場合、弊社窓口に問い合わせ願います。 |