注-1 | テストを実行するときは、以下の方法で BCドライバを停止(非活性状態)してください。 |
・BCドライバを停止するには、 "/opt/FSUNbcdr/bin/stpbc"コマンドを実行します。 ・テスト終了後、BCドライバを起動するには、 (それぞれ FSUNbcdr のパッケージを /opt にインストールした場合)。 |
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注-2 | コネクタ折り返しには、アダプタに適したコネクタが、モデム折り返しには、プロトコルに適したモデムおよびケーブルが必要となります。 |
注-3 | 起動には BCドライバなど(NetcompoBASE-FSUNnet, NetcompoBCDR-FSUNbcdr)が必須となります。 |
注-4 | FJVTS からfjbcdrtestを実行する場合、FJVTS のオプション[intervention]を[Enable]にする必要があります。 |
注-5 | コマンドラインから実行する場合、1つのアダプタに対して同時に複数の fjbcdrtest を起動しないでください。多重起動を行ってしまった場合、アダプタが正常に動作しなくなりますので、アダプタリセットが必要です。 |
・アダプタリセットコマンドは、 "/opt/FSUNbcdr/bin/ctladp -R アダプタ名" です。 (FSUNbcdr のパッケージを /opt にインストールした場合)。詳しくは「BCドライバ説明書」を参照して下さい。 |
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注-6 | アダプタ1枚あたり、試験が1回パスするのにかかる時間は、デフォルトの設定時で 約50秒 です。 |
注-7 | 試験パラメータで"all"を指定すると、1回試験がパスするのに1時間以上かかる場合があります。 |
オプション | 説明 | ||||||||||
Device | 試験対象とするライン(回線)を選択します。同時に複数ライン選択可能です。
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Protocol | 試験対象とするプロトコルです。変更はできません。
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Level | 折り返し試験のレベルを選択します。いずれか1つ選択可能です。
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※ レベルの内容説明
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Clock | 使用するクロックを選択します。どちらか1つ選択可能です。
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※ st1 と st2 の説明
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Speed | データ転送速度(bps)を選択します。いずれか1つ選択可能です。
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※ "all"を選択すると選択可能な速度全てで実行します。 ※ "Clock"に"st2"を指定したときは、"all"を指定できません。 | |||||||||||
Length | 1回に転送するデータの長さを選択します。いずれか1つ選択可能です。
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※ 選択肢の説明
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manual Length | "Length"で"manual"を選択した場合にデータ長を指定します。1〜2048までの整数値が指定可能です。 デフォルト値は 2048 ※Patternに"fixed"を指定した場合、crosstalkデータパターンの特性から、2048に設定することを推奨 |
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Pattern | 転送するデータパターンを選択します。いずれか1つ選択可能です。
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※ 選択肢の説明
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manual Pattern | Patternでmanualを選択した場合にデータパターンを指定します。4byteの値を16進数で指定可能です。 デフォルト値は ffffffff |
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Loop | 同一の設定パターンを用いて何回診断を行なうかを10進の整数(1〜99999)で指定します。 デフォルト値は 1 |
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Dump | on、off のどちらかを選択します。 on に設定しておくと、診断結果が ERROR であった場合に、アダプタのファームダンプを採ります。(格納場所は /var/opt/FSUNnet/bcdr/dump/ ) デフォルトは off |
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Processor Affinity | CPUを複数搭載したシステムでしか表示されません。使用するCPUを選択した番号のCPUに限定(バインド)します。2つ以上は選択できません。No Selectionsを選択すると、使用するCPUは特定しません。 デフォルトは No Selections |
オプション | 説明 |
接続テストモード (Connection Test) |
サポートしていません。 |
機能テストモード (Functional Test) |
このモードでは、アダプタの診断インターフェイスを用いて、データ折り返し診断を行ないます。 診断インターフェイスは、実際に回線を接続している状態と同等の機能を使用しており、回線が非活性状態でのみ試験を行なえるようになっています。 アダプタ内部診断、コネクタ折り返し診断、モデム折り返し診断を実行することができ、アダプタの正常動作確認、および異常がある場合には原因の指摘を行ないます。 |
引数 | 説明 | 指定例 |
dev |
<device_name>で、試験対象ライン(回線)を指定します。
必須パラメタであり、 "pc4b-インスタンス番号(2 or 3桁)-ライン番号(1桁)i"です。 複数ラインを指定するときは間に"+"記号を入れて続けます。ラインは同一のアダプタ上になければなりません。また全ラインを診断するときは、 "pc4b-インスタンス番号(2 or 3桁)"で指定可能です。 |
dev=pc4b-00-0+pc4b-00-2 dev=pc4b-120-1 dev=pc4b-01 |
level | 診断レベルを指定します。 | level=modem |
clock | 使用クロックを指定します。 | clock=st1 |
speed | データ転送速度(bps)を指定します。 | speed=19200 speed=all |
length | 転送データ長(byte)を指定します。manual値を指定するときは、転送データ長の値を直接10進の整数<number>で指定します。 | length=fixed length=1024 |
pattern | 試験データパターンを指定します。manual値を指定するときは、試験データパターンを直接16進数<hexadecimal>(4 byte)で指定します。 | pattern=random pattern=ff0055aa |
loop | 同一設定で診断する回数<number>を指定します。 | loop=100 |
dump | 診断ERROR時にアダプタのファームダンプを採るかどうか指定します。 | dump=on |
ID | エラーメッセージ | 考えられる原因 | 対処方法 |
6000 |
Hard ware error: linename=[ライン名], loop_result=[診断結果], loop_ecode=[エラーコード], loop_detail1=[詳細データ1], loop_detail2=[詳細データ2] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | [ライン名]でハードエラーを検出しました。 | [ライン名]のアダプタを交換して下さい。 |
6001 |
Line error: linename=[ライン名], loop_result=[診断結果], loop_ecode=[エラーコード], loop_detail1=[詳細データ1], loop_detail2=[詳細データ2] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | [ライン名]に接続されているモデム、ケーブルが異常です。 | [ライン名]に接続されているモデム、ケーブルを確認して下さい。 |
6002 |
Receive data error: linename=[ライン名], loop_result=[診断結果], loop_ecode=[エラーコード], loop_detail1=[詳細データ1], loop_detail2=[詳細データ2] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | [ライン名]で受信データエラーを検出しました。 | [ライン名]のアダプタ、ケーブル、モデムを確認して下さい。 |
6006 |
Time out error: linename=[ライン名] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | [ライン名]の診断がタイムアウトしました。 | [ライン名]のアダプタを交換して下さい。 |
6007 |
Data compare error: linename=[ライン名], [比較済みバイト]/[転送バイト長] byte Send_data = [送信データ] Receive_data = [受信データ] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | 受信データが期待値ではありません。 | [ライン名]のアダプタを交換して下さい。 |
6009 |
Abnormal error: linename=[ライン名], loop_result=[診断結果], loop_ecode=[エラーコード], loop_detail1=[詳細データ1], loop_detail2=[詳細データ2] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | 診断が異常終了しました。 | システムを確認してください。 |
6010 |
Unexpected error: linename=[ライン名], loop_result=[診断結果], loop_ecode=[エラーコード], loop_detail1=[詳細データ1], loop_detail2=[詳細データ2] Parameter: speed=[データ転送速度], data_length=[転送データ長], data_pattern=[データパターン] | 診断結果が期待外の値です。 | システムを確認してください。 |
8001 | Ioctl failed. [発行コマンド]: [理由] | システムエラー | システムを確認して下さい。 |
8003 | Ioctl failed. linename=[ライン名] [発行コマンド]: [理由] | システムエラー | システムを確認して下さい。 |
8004 | This program run on root ID. | root ID 以外で起動しようとしました。 | スーパーユーザ(root)になってから起動して下さい。 |
8005 | Can't diagnose because the device is active. | 他のアプリケーションで BCドライバが起動されているため試験できません。 | BCドライバを停止(注-1参照)して下さい。 |
8006 | Can't diagnose because the firmware is not downloaded. | アダプタにファームウェアがダウンロードされていません。 | リブート、またはアダプタリセット(注-5参照)を行ってください。 |
8009 | [コマンド名] failed. [理由] | コマンドが失敗しました。 | システムを確認して下さい。 |
8010 | Can't find [コマンド名]. | コマンドが見つかりません。 | コマンドが存在することを確認してください。 |
8011 | Can't find bcdr driver. | BCドライバが存在しません。 | BCドライバをインストールして下さい。 |
8012 | Set dev parameter. | devパラメタが入力されていないので、試験できません。 | devパラメタを入力してください。 |
8013 | Please enter an appropriate value, [入力値]=? | [入力値]のパラメタ値が無効な値です。 | 有効な値を入力してください。 |
8014 | Bad test option: [オプション] | 指定された[オプション]はありません。 | 正しい[オプション]を指定してください。 |
8015 | Can't find [アダプタ名] adapter. | 指定されたアダプタが見つかりません。 | [アダプタ名]が接続されていることを確認してください。 |
8016 | [アダプタ名] adapter is reseting now. | [アダプタ名]がリセット状態です。 | アダプタリセット(注-5参照)を行ってください。 |
8017 | [アダプタ名] adapter is error status now. | [アダプタ名]がエラー状態です。 | アダプタリセット(注-5参照)を行ってください。 |
8018 | "Can't open [ファイル名]. [理由] | [ファイル名] のオープンに失敗しました。 | システムを確認して下さい。 |
8019 | Failed to close [ファイル名]. [理由] | [ファイル名] のクローズに失敗しました。 | システムを確認して下さい。 |
8020 | Child Process Illegal failed. [理由] | システムエラー | システムを確認して下さい。 |
8021 | Not matching your option parameters. [無効な組合せ] | 指定されたパラメタの組合せが無効です。 | 有効な組合せを指定して下さい。 |
8022 | Device busy. ([コマンド名]: retry= [回数]) | デバイスが busy 状態です。 | システムを確認してください。 |
8023 | [アダプタ名] adapter is not ready. | [アダプタ名]が動作していません。 | システムを確認してください。 |