Dynamic Reconfiguration ユーザーズガイド 2.5.1
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第3章 DRユーザインタフェース> 3.5 DRサービスコマンド

3.5.5 DRデータベースコマンド(dr_put_db, dr_append_db, dr_get_db)

drcコマンドによって、データベースが作成されます。これらのコマンドは、そのデータベースを管理するためのコマンドです。これらのコマンドを利用することにより、連携スクリプトは、各実行タイミングで情報の共有ができます。例えば、連携スクリプト内の各ポイントで、処理する内容をデータベースに逐次格納していくと、エラーが発生した場合のcanceladdあるいはcancelremove処理で、エラーの発生ポイントを判断できます。

データベースの各レコードは、連携スクリプトの識別子とname=valueという形式の文字列の組み合わせになっています。

このデータベースは、drcコマンドが呼び出されるたびに、初期化されてしまうため、このデータベースが常にデータを保持しているものとして使用することはできません。

また、複数のプロセスまたはスレッドが同時に同じデータベースをアクセスすることは(多重アクセス)許されていません。この場合、終了ステータスが5となり異常終了します。


下へ3.5.5.1 dr_put_db
下へ3.5.5.2 dr_append_db
下へ3.5.5.3 dr_get_db

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