Interstage Application Server インストールガイド −Windows(R)−
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目次
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1.6.2 注意事項
インストール実行時の注意事項を、以下に説明します。以下では、“C:\”にInterstage Application Serverをインストールした場合について説明します。
Application Server機能を利用する場合
<基本的な注意事項>
- Interstageはシステム環境変数のPATH変数に以下のパスを追加します。不要なパスが設定されている場合は削除してください(システム環境変数のPATH変数の有効長を超える場合、パスは設定されません)。
PATH=C:\Interstage\APW\JBK3\bin
C:\Interstage\APW\bin
C:\Interstage\JDK13\bin
C:\Interstage\bin
C:\Interstage\ODWIN\bin
C:\Interstage\td\bin
C:\Interstage\Extp\bin
C:\Interstage\ots\bin
C:\Interstage\F3FMihs\bin
C:\Interstage\eswin\bin
C:\Interstage\F3FMjs4\bin
C:\Interstage\EJB\BIN
C:\Interstage\ID\Dir\bin
C:\Interstage\ID\Dir\sdk\c\bin
C:\Interstage\ID\Dir\sdk\c\lib\dynamic
C:\Interstage\jms\bin
C:\Interstage\J2EE\bin
C:\Interstage\ID\Mgr\bin
C:\Interstage\F3FMsoap\bin
C:\Interstage\F3FMsso\ssoatzag\bin
C:\Interstage\F3FMsso\ssocm\bin
C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcsv\bin
C:\Interstage\F3FMsso\ssoatcag\bin
- Interstageのクライアント機能がインストールされている場合、Interstageのサーバ機能はインストールできません。
- Interstageがインストールされており、Interstageのサービスが起動している場合は停止してください。
- Interstageのインストールにはインストール容量以外に、作業域として環境変数TEMPに指定されたフォルダに10Mバイト程度の空きが必要です。TEMPフォルダに10Mバイト以上の作業域があることを確認してください。作業域が不足している場合、インストールに失敗します。インストールが失敗した場合は、インストーラを終了し、作業域を確保したあとインストールを再実施してください。
- Interstageをインストールする際に、Interstageが利用する資源を使用しているとインストール作業に失敗する場合があります(例:イベントビューアなど)。インストール作業を行う場合はすべてのWindows(R)上のアプリケーションを終了させてからインストールを実施してください。
<JDK/JRE1.4を使用する場合の注意事項>
ホスト名には、以下の文字を使用してください。
- アルファベット大文字(“A”〜“Z”)またはアルファベット小文字(“a”〜“z”)
- 数字(“0”〜“9”)
- ハイフン(“-”)
- ピリオド(“.”)
JDK/JRE1.4を使用する場合、ホスト名として“_”(アンダースコア)などの使用はできません。
ホスト名に“_”(アンダースコア)など推奨されない文字を使用した場合、インストール時に、インストール処理の延長でInterstage Operation Toolサービスの起動に失敗した旨のエラーメッセージが、表示されます。
エラーメッセージの表示後もインストール処理は継続されますが、IJServerの作成に失敗した旨のエラーメッセージが表示されます。
インストール完了後、Interstage管理コンソールにログインすると、“IS: エラー: is40001: システムの情報を取得できませんでした”のメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。
ホスト名に推奨されない文字を使用してエラーが表示された場合は、“ホスト名の指定時に推奨する文字について”を参照して、ホスト名を変更してください。
ホスト名の変更後に必要に応じて、IJServerを作成してください。
<J2EEコンポーネントをアンインストールする場合の注意事項>
- Interstage管理コンソールを使用してIJServerをすべて削除した後、アンインストールを行ってください。
<InfoDirectoryを使用する場合の注意事項>
- InfoDirectory V1.0、またはSystemwalker InfoDirectory V10.0がインストールされている場合は、InfoDirectoryディレクトリサービスをアンインストールしてください。
- TeamWARE Officeがインストールされている場合は、TeamWARE Officeをアンインストールしてください。TeamWARE Officeのアンインストール後、InfoDirectoryディレクトリサービスをインストールする前に環境変数(IDDSA_PATH)を削除してください。
- InfoDirectoryディレクトリサービスは、Systemwalker InfoDirectory V10.0と共存できません。Systemwalker InfoDirectoryがインストールされている場合は、InfoDirectoryディレクトリサービスをインストールする前にSystemwalker InfoDirectoryをアンインストールしてください。
- InfoDirectoryディレクトリサービスと以下のバージョンのTeamWARE Officeを新規に同一マシンにインストールする場合、TeamWARE Officeのインストールに"-i"オプションを指定してインストールしてください。"-i"を指定しない場合、InfoDirectoryディレクトリサービスと共存できません。詳細はTeamWARE Officeのインストールガイドを参照してください。
TeamWARE Office 200X V1.0L20
TeamWARE Office 200X V1.0L10
TeamWARE Office V5.3L13
TeamWARE Office V5.3L12
TeamWARE Office V5.3L11
- インストール済みのTeamWARE OfficeとInfoDirectoryディレクトリサービスの共存ができない場合、Interstage Application Server のインストール中に“サービスのオープンに失敗しました。(OpenService:1060)”というエラーメッセージが表示されます。
- 他ディレクトリサービス(Netscape Directory Serverなど)が同一マシンにインストールされている場合は、LDAPのポート番号が同じにならないようにしてください。
<MessageQueueDirector を使用する場合の注意事項>
MessageQueueDirector の ACM連携サービスを使用する場合、IDCM(V1.0L60以降)を別途インストールすることが必要です。インストール手順については、Interstage Application Server サーバパッケージ(2/2) の以下のファイルを参照してください。
- CD-ROMドライブのドライブ名:\IDCM\DISK1\README.TXT
- MessageQueueDirector は Interstage Application Server Enterprise Edition にのみ機能を提供しています。
- IDCM V1.0L60を使用する場合、以下の応急修正を適用する必要があります。
−TP02836
なお、本応急修正を適用したIDCM V1.0L60をInterstage Application Server Enterprise Edition サーバパッケージ(2/2)のCD-ROMのIDCMフォルダに同梱しています。
<MQ連携サービスを使用する場合の注意事項>
MQ連携サービスを使用する場合は、別途インストールが必要です。MQ連携サービスは、Interstage Application Server サーバパッケージ(2/2)のCD-ROMのMQDBRIDGEフォルダに同梱しています。インストール手順については、以下のファイルを参照してください。
- CD-ROMドライブのドライブ名:\MQDBRIDGE\README.TXT
- MQ連携サービスは Interstage Application Server Enterprise Edition にのみ機能を提供しています。
<COBOL Webサブルーチンを使用する場合の注意事項>
本ソフトウェアには既存資産の互換性維持のため“COBOL Webサブルーチン V3.1"が含まれています。インストール手順については、Interstage Application Server サーバパッケージ(2/2) の以下のファイルを参照してください。
- CD-ROMドライブのドライブ名:\COBW3\README.txt
<他製品によりCORBAサービスがインストールされている場合の注意>
Interstage Application Serverに内蔵されているCORBAサービスは他の製品にも使用されています。
CORBAサービスが内蔵されている製品が既にインストール済みの状態において、Interstageのインストールを行うと、以下のメッセージが出力されます。
“上書きをサポートしないコンポーネントがインストールされています。CORBAサービス”
この場合、“排他ソフトウェア”に示す製品がインストールされている可能性があります。Interstageをインストールする場合は、該当の製品をアンインストール後、Interstageをインストールしてください。
<IJServerを使用する場合の注意事項>
以下のタイプでインストールを行うと、インストール時にIJServerが作成されます。
下記以外の場合には、必要に応じてInterstage管理コンソールからIJServerを作成してください。
- 標準インストールを行った場合
- 新規のカスタムインストールで、“Servletサービス/Interstage EJBサービス”を選択した場合
IJServerを使用する場合には、Interstage Operation Tool サービスの“スタートアップの種類"を必ず「自動」に設定してください。「自動」以外に設定すると、IJServerの起動ができません。
<Fujitsu Enablerを使用する場合の注意事項>
- omsユーザアカウントがシステムに登録されていない場合、Fujitsu Enablerをインストールする時にomsユーザアカウントを新規にシステムに登録します。
- Fujitsu Enablerをインストールした場合に、インストールの途中で以下のメッセージが表示される場合があります。
【エラーメッセージの内容】
以下のサービスの起動処理でエラーが発生しました。
Fujitsu Enabler
このメッセージが表示された場合は、以下の対処を行ってください。
【対処】
WindowsのサービスダイアログでFujitsu Enablerを選択し、プロパティダイアログを表示します。プロパティダイアログのログオンタブでomsユーザの正しいパスワードを入力してください。
- Fujitsu Enablerサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。
Fujitsu Enablerサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
%windir%\system32\drivers\etc\servicesファイル内における以下の記述部分のポート番号を変更してください。
omsservd 新しいポート番号/tcp
omsservd 新しいポート番号/udp
- リポジトリが使用するポート番号の初期値は、2000〜9999のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。
%IS_HOME%\Enabler\server\bin\omschangeport.exe "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"
ポータル機能を利用する場合
<ポータル機能のセットアップ>
ポータル機能を利用するには、Interstage Application Serverのインストール作業後、さらにセットアップをする必要があります。[スタート]メニューから、[プログラム]>[Interstage]> [Application Server]>[ポータル機能 セットアップ]を選択し、ポータル機能のセットアップを実行してください。セットアップの詳細については、ポータル機能のセットアップ画面で[ヘルプ]をクリックしてください。
セットアップ終了後、サーバマシンの再起動を行ってください。サーバを再起動すると、ポータル機能のセットアップが完了します。セットアップ後の環境設定については、”Interstage Portalworks 管理者ガイド”の”初期設定作業”を参照してください。
- スタンドアロン環境でポータル機能を動作させる場合は、ポータル機能のセットアップ前に以下の設定が必要です。
- ネットワーク アダプタに「Microsoft Loopback Adapter」を追加
- 「Microsoft Loopback Adapter」のインターネットプロトコル(TCP/IP)を(DHCPサーバから)IPアドレスを自動的に取得するように設定
- ポータル機能のサンプルロールにフレームワークのサンプルを表示する場合は、ポータル機能のセットアップ前にフレームワークのサンプルアプリケーションの実行が必要です。
フレームワークのサンプルは、[スタート]メニューから[プログラム]>[Interstage]>[Application Server]>[フレームワーク]>[サンプルアプリケーションの実行]を選択し、アプリケーションを実行してください。
- Interstage ContentbizもしくはInterstage Contentbiz Repositoryとポータル機能を同一マシンで運用することはできません。
フレームワークを利用する場合
動作環境の設定方法の詳細については、"Apcoordinatorユーザーズガイド"を参照してください。
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