Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第3部 J2EE編> 第15章 JNDI運用コマンド

15.1 fjj2eeadmin

名前

 fjj2eeadmin − リソースアクセス定義の作成

形式

(1)リソースアクセス定義の作成
  fjj2eeadmin  -jdbc | -javamail | -connector  -s filename | -o filename  [-M system]
(2)リソースのパラメタ情報の削除
  fjj2eeadmin  -jdbc | -javamail  -d resource-name  [-M system]
(3)リソースのパラメタ情報の表示
  fjj2eeadmin  -jdbc | -javamail | -connector  -g resource-name  [-M system]
(4)リソース一覧の表示
  fjj2eeadmin  -jdbc | -javamail | -connector  -l  [-M system]

機能説明

 JDBC、またはJavaMailのlookup時に使用されるリソースアクセス定義の作成・削除、およびリソース情報表示を行います。
 また、connectorのlookup時に使用されるリソースアクセス定義の上書き作成、およびリソース情報表示を行います。
 本コマンドをリソース名ごとに実行することで、リソースアクセス定義には、複数のリソース情報を登録することができます。

-jdbc | -javamail | -connector

 処理対象とするリソースアクセス定義を指定します。本コマンド実行時は、本パラメタは必須です。

  -jdbc      : JDBCリソースアクセス定義
  -javamail  : JavaMailリソースアクセス定義
  -connector : connectorリソースアクセス定義

-s filename

 指定したプロパティを使用して、リソースアクセス定義を新規に作成します。
 本機能は、処理対象とするリソースアクセス定義がJDBC、またはJavaMailの場合にのみ使用可能です。

  filename : プロパティファイル名(フルパスで指定)

-o filename

 指定したプロパティを使用して、リソースアクセス定義を作成します。作成時に、同名のリソース名(DATA_SOURCE_NAME、MAIL_SOURCE_NAME、またはJCA_SOURCE_NAME)がすでに存在する場合は上書きします。処理対象とするリソースアクセス定義がJDBC、またはJavaMailの場合に、同名のリソース名が存在しない場合は新規に作成します。

  filename : プロパティファイル名(フルパスで指定)

-d resource-name

 指定されたリソース名(DATA_SOURCE_NAME、またはMAIL_SOURCE_NAME)のパラメタ情報を削除します。

  resource-name : リソース名

-g resource-name

 指定されたリソース名(DATA_SOURCE_NAME、MAIL_SOURCE_NAME、またはJCA_SOURCE_NAME)のパラメタ情報を表示します。

  resource-name : リソース名

-l

 リソースアクセス定義に登録されているリソース名の一覧を表示します。

-M system

 拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。

リソースアクセス定義

 fjj2eeadminコマンドの実行が成功すると、以下のリソースアクセス定義が生成されます。なお、リソースアクセス定義と同じ位置に、一時作業ファイルとして“jdbc.ser.bak”、“mail.ser.bak”、または“connector.ser.bak”を生成するため、同名のファイルが存在する場合は削除されます。

[JDBCの場合]
  C:\Interstage\J2EE\def\jdbc.ser
[JavaMailの場合]
  C:\Interstage\J2EE\def\mail.ser
[connectorの場合]
  C:\Interstage\J2EE\def\connector.ser
[JDBCの場合]
  /etc/opt/FJSVj2ee/def/jdbc.ser
[JavaMailの場合]
  /etc/opt/FJSVj2ee/def/mail.ser
[connectorの場合]
  /etc/opt/FJSVj2ee/def/connector.ser
 システム名の指定がある場合は、以下のディレクトリ配下にリソースアクセス定義が生成されます。
  /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVj2ee/def

プロパティファイル

 -sオプション、または-oオプションで指定するプロパティファイルの内容を以下に示します。

[JDBCの場合]

パラメタ

設定内容

指定

INITIAL_CONTEXT_FACTORY

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのクラス名を指定します。

  • Symfowareの場合 (注1)
    com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
  • Oracleの場合
    com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
  • SQL Serverの場合
    com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory
  • PostgreSQLの場合
    com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory

必須

PROVIDER_URL

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのURLを、以下の形式で指定します。

  • Symfowareの場合
    SYM://ホスト名[:ネーミングサービスに接続するときのポート番号]([]内は省略可能。省略値は10326。)
  • Oracleの場合

    file:///ドライブ名:PROVIDER URLの情報を作成したディレクトリのパス
    必ず、ドライブ名を指定してください。

    file:PROVIDER URLの情報を作成したディレクトリのパス
  • SQL Serverの場合
    FJIS://localhost[:ネーミングサービスに接続するときのポート番号]([ ]内は省略可能。省略値は10526。)
  • PostgreSQLの場合
    file:PROVIDER URLの情報を作成したディレクトリのパス

必須

DATA_SOURCE_NAME

データソース名(リソース名)を指定します。
データソース名は、JNDIを使用してデータソースオブジェクトを参照するための名前になります。

必須

JDBC_DATA_SOURCE_NAME (注2)

使用するJDBCドライバのネーミングサービスに登録したデータソース名を、以下の形式で指定します。
 jdbc/データソース名
JDBCドライバのネーミングサービスに登録したデータソース名の形式が、「jdbc/データソース名」と異なる場合は、登録する際に指定したデータソース名の形式で指定してください。

必須

USERID (注3)

データベースへ接続するためのユーザIDを指定します。

必須

PASSWORD (注3)

データベースに接続するための、ユーザIDに対するパスワードを指定します。

必須

注1)
 
このクラス名は、V4.0L10以降のSymfowareを使用する場合のクラス名です。V4.0L10より前のバージョンのSymfoWAREを使用する場合は、以下のクラス名を指定してください。
 fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
注2) XAデータソースは、クライアント側アプリケーションでは運用できません。
注3) このユーザIDとパスワードは、JNDI サービスプロバイダの環境設定時に指定する、deployment descriptorファイル、またはWebアプリケーション環境定義ファイル(Webアプリケーション運用時)のリソースマネージャ接続者(res-authタグ)に“Container”を指定した場合に使用されます。詳細については、“J2EEユーザーズガイド”の“リソース接続者管理機能”を参照してください。

[Oracleの場合]

 Oracleの場合、以下の項目も設定します。

パラメタ

設定内容

指定

ORA_DRIVERTYPE

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのドライバタイプを“thin”または“oci”の中で1つを指定します。
ドライバタイプの省略値は、“thin”です。(注1)

任意

ORA_NET_PROTOCOL

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのネットワークプロトコルを“ipc”または“tcp”の中で1つを指定します。
ネットワークプロトコルの省略値は、“tcp”です。(注1)

任意

ORA_DATASOURCE

使用するOracle用JDBCドライバのデータソースの種類を“0”、“2”からどちらか1つを指定します。

  • “0”:Interstageがコネクションプーリングを行う
       (Oracle Connection Pool Data Sourceを使用する)
  • “2”:分散トランザクションを使用する
       (Oracle XA Data Sourceを使用する)

データソース種類の省略値は、“0”です。

任意

ORA_URL

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのサーバのURLを、以下の形式で指定します。
 jdbc:oracle:{ドライバタイプ}:@{ホスト名}:{ポート番号}:{SID}

必須

ORA_MAKE_BINDING(注2)

使用するOracle用JDBCドライバのアクセス定義を設定するファイルである“.bindings”ファイルの作成可否を“YES”または“NO”の中で1つを指定します。
省略値は、“YES”で“.bindings”ファイルを作成します。

任意

注1)ドライバタイプが“thin”の場合はネットワークプロトコルの値は“tcp”で指定します。
注2)“.bindings”ファイル作成を指定した場合は以下の環境設定が必要です。
【Windows上の環境設定でシステム環境変数に設定する場合の例】
  1. [コントロールパネル]−[システム]−[詳細]の環境変数ボタンをクリックしてください。
    注)Windows(R) 2000の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。なお、Windows(R) 9x、Windows(R) Meの場合はAutoexec.batを編集してください。
  2. 上の表に記述されている設定値をCLASSPATH環境変数に追加してください。
【コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例】
 Sun Microsystems社のホームページからダウンロードしたproviderutil.jar、fscontext.jarを利用する場合の設定例です。
set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\classes12.zip;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=%ORACLE_HOME%\jdbc\lib\nls_charset12.zip;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\classes\providerutil.jar;%CLASSPATH%
set CLASSPATH=C:\classes\fscontext.jar;%CLASSPATH%
 [Cシェルの場合]
setenv CLASSPATH ${ORACLE_HOME}/jdbc/lib/classes12.zip:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH ${ORACLE_HOME}/jdbc/lib/nls_charset12.zip:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/providerutil.jar:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/fscontext.jar:${CLASSPATH}
【isj2ee.propertiesファイルに設定する場合の例】
 Sun Microsystems社のホームページからダウンロードしたproviderutil.jar、fscontext.jarを利用する場合の設定例です。
classpath=Oracleのインストールディレクトリ\jdbc\lib\classes12.zip;Oracleのインストールディレクトリ\jdbc\lib\nls_charset12.zip;ダウンロードしたクラスが格納されているディレクトリ\providerutil.jar;ダウンロードしたクラスが格納されているディレクトリ\fscontext.jar
 [Cシェルの場合]
classpath=Oracleのインストールディレクトリ/jdbc/lib/classes12.zip:Oracleのインストールディレクトリ/jdbc/lib/nls_charset12.zip:ダウンロードしたクラスが格納されているディレクトリ/providerutil.jar:ダウンロードしたクラスが格納されているディレクトリ/fscontext.jar

[PostgreSQLの場合]

 PostgreSQLの場合、以下の項目を設定します。

パラメタ

設定内容

指定

DATABASE_KIND (注1)

使用するデータベースタイプの種類を“0”、“1”、“2”、“3”の中から1つ指定します。

  • “0”:データベースタイプがSymfoware
  • “1”:データベースタイプがOracle
  • “2”:データベースタイプがSQL Server
  • “3”:データベースタイプがPostgreSQL

必須

PS_HOST_NAME

PostgreSQLデータベースが存在するホスト名を指定します。
接続ホスト名の省略値は、“localhost”です。

任意

PS_DATABASE_NAME

PostgreSQLデータベース名を指定します。

必須

PS_PORT

PostgreSQLデータベースサーバが監視しているTCP/IPポートを1から65535までで指定します。接続ポート番号の省略値は、“5432”です。

任意

PS_JDBC_VERSION

使用するJDBCバージョンの種類を“2”または“3”で指定します。

  • “2”:JDBCバージョンがJDBC2.0
  • “3”:JDBCバージョンがJDBC3.0

JDBCバージョンの省略値は、“2”です。

任意

PS_DATASOURCE

使用するPostgreSQL用JDBCドライバのデータソースの種類を"0"または"1"で指定します。

  • "0":Interstageがコネクションプーリングを行う
  • "1":PostgreSQLがコネクションプーリングを行う

データソース種類の省略値は、“0”です。

任意

PS_MAKE_BINDING (注2)

使用するPostgreSQL用JDBCドライバのアクセス定義を設定するファイルである“.bindings”ファイルの作成可否を“YES”または“NO”で指定します。
“.bindings”ファイルの作成可否の省略値は、“YES”です。

任意

注1)データベースタイプを指定する場合はINITIAL_CONTEXT_FACTORYと以下の組合せで指定する必要があります。
注2)“.bindings”ファイル作成を指定した場合は以下の環境設定が必要です。
 Interstageが基本提供するクラスファイル(providerutil.jar、fscontext.jar)を利用する場合は、以下も設定してください。Interstageが基本提供するクラスを使用せずに、Sun Microsystems社のホームページからダウンロードしたものを使用したい場合にのみ設定してください。
【コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例】
 JDBCバージョンが2.0、Sun Microsystems社のホームページからダウンロードしたproviderutil.jar、fscontext.jarを利用する場合の設定例です。
[Cシェルの場合]
setenv CLASSPATH ${PostgreSQL_HOME}/share/java/jdbc2op/postgresql.jar:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/providerutil.jar:${CLASSPATH}
setenv CLASSPATH /classes/fscontext.jar:${CLASSPATH}
【isj2ee.propertiesファイルに設定する場合の例】
 Interstage管理コンソールの[システム] > [環境設定]タグで設定します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
 また、Interstageのクライアント機能をインストールしている場合には、以下のisj2ee.propertiesファイルを直接編集します。
   /etc/opt/FJSVj2ee/etc/isj2ee.properties
 注)EJBアプリケーション、WebアプリケーションからJDBCオブジェクトを参照する場合は、Interstage管理コンソールでワークユニット定義に設定してください。

記述例 <Symfowareの場合>

********************************************************************************
    INITIAL_CONTEXT_FACTORY=fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
    PROVIDER_URL=SYM://myhost:10326
    DATA_SOURCE_NAME=DS1
    JDBC_DATA_SOURCE_NAME=jdbc/DS1
    USERID=user1
    PASSWORD=pass1
********************************************************************************

記述例 <Oracleの場合>

********************************************************************************
    INITIAL_CONTEXT_FACTORY= com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
    PROVIDER_URL=file:/tmp/JNDI
    DATA_SOURCE_NAME=DS1
    JDBC_DATA_SOURCE_NAME=jdbc/DS1
    USERID=user1
    PASSWORD=pass1
    ORA_DRIVERTYPE=thin
    ORA_NET_PROTOCOL=tcp
    ORA_DATASOURCE=2
    ORA_URL=jdbc:oracle:oci:@romeo:1521:sid
    ORA_MAKE_BINDING=YES
********************************************************************************

記述例 <SQL Serverの場合>

********************************************************************************
    INITIAL_CONTEXT_FACTORY= com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory
    PROVIDER_URL= FJIS://localhost
    DATA_SOURCE_NAME=DS1
    JDBC_DATA_SOURCE_NAME=jdbc/DS1
    USERID=user1
    PASSWORD=pass1
********************************************************************************

記述例 <PostgreSQLの場合>

********************************************************************************
    DATABASE_KIND=3
    INITIAL_CONTEXT_FACTORY=com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
    PROVIDER_URL=file:/tmp/JNDI
    DATA_SOURCE_NAME=DS1
    JDBC_DATA_SOURCE_NAME=jdbc/DS1
    USERID=user1
    PASSWORD=pass1
    PS_HOST_NAME=localhost
    PS_DATABASE_NAME=testDB
    PS_PORT=5432
    PS_JDBC_VERSION=2
    PS_DATASOURCE=0
    PS_MAKE_BINDING=YES
********************************************************************************

[JavaMailの場合]

パラメタ

設定内容

指定

MAIL_SOURCE_NAME

リソース名を指定します。
リソース名は、JNDIを使用してJavaMailオブジェクトを参照するための名前になります。

必須

mail.from

メールの発信者を指定します。

必須

mail.user

メールサーバのログインユーザ名を指定します。

必須

mail.host

メールサーバのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

必須

mail.smtp.host(注)

SMTPサーバのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

任意

mail.smtp.port(注)

SMTPサーバのポート番号を指定します。

任意

mail.smtp.user(注)

SMTP Authenticationを使用する場合の、ユーザ名を指定します。

任意

mail.imap.host(注)

IMAPサーバのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

任意

mail.imap.port(注)

IMAPサーバのポート番号を指定します。

任意

mail.imap.user(注)

IMAPサーバのログインユーザ名を指定します。

任意

mail.pop3.host(注)

POP3サーバのIPアドレス、またはホスト名を指定します。

任意

mail.pop3.port(注)

POP3サーバのポート番号を指定します。

任意

mail.pop3.user(注)

POP3サーバのログインユーザ名を指定します。

任意

注)本パラメタは、mail.user、またはmail.hostと異なる値を使用する場合、またはデフォルトのポート以外を利用する場合に指定します。ポート番号のデフォルト値は以下のとおりです。

記述例

********************************************************************************
    MAIL_SOURCE_NAME=MailSession
    mail.from=JavaMailTester
    mail.user=tester
    mail.host=10.0.0.1
********************************************************************************

[connectorの場合]

パラメタ

設定内容

指定

JCA_SOURCE_NAME

配備時に指定したコネクションファクトリ名(リソース名)を指定します。
コネクションファクトリ名は、JNDIを使用してコネクションファクトリオブジェクトを参照するための名前になります。

必須
変更不可(注1)

RAR_NAME

リソース名に関連付けるresource adapterファイル名(RARファイル名)を指定します。

必須
変更不可(注1)

USER_NAME

resource adapterへ接続するためのユーザ名を指定します。

任意

PASSWORD(注2)

resource adapterへ接続するためのパスワードを指定します。

任意

CONFIG_PROPERTY(注3)

配備で指定した、resource adapterのdeployment descriptorに定義されたconfig-propertyの情報(プロパティ名、プロパティ値のクラス名、およびプロパティの値)を、以下の形式で指定します。
 CONFIG_PROPERTY1=プロパティ名<タブ>プロパティ値のクラス名<タブ>プロパティの値

任意(注4)

注1)本パラメタには、パラメタ情報の表示機能(fjj2eeadmin -connector -g resource-name)を使用して参照したパラメタの値を指定してください。
注2)PASSWORDパラメタのみの指定はできません。PASSWORDパラメタを指定する場合は、USER_NAMEパラメタを必ず指定する必要があります。
注3)CONFIG_PROPERTYパラメタは複数の指定が可能です。複数指定する場合は、パラメタ名には先頭が” CONFIG_PROPERTY”で始まる任意の名前で、かつ重複しない名前を指定します。
ただし、CONFIG_PROPERTYパラメタ自体の個数は、配備時の個数から変更することはできません。
注4)CONFIG_PROPERTYパラメタの値には、<タブ>で区切られたプロパティ名、プロパティ値のクラス名、およびプロパティの値を1組として指定する必要があります。
ただし、変更可能な値はプロパティの値のみであり、プロパティ名、およびプロパティ値のクラス名は、パラメタ情報の表示機能を使用して参照したパラメタの値を指定してください。

記述例

********************************************************************************
    JCA_SOURCE_NAME=RA001
    RAR_NAME=ra001.rar
    USER_NAME=raUser1
    PASSWORD=raPass1
    CONFIG_PROPERTY1=str       java.lang.String    test
    CONFIG_PROPERTY2=flag      java.lang.Boolean   true
    CONFIG_PROPERTY3=number    java.lang.Integer   123
********************************************************************************

注意事項

メッセージ

 コマンド実行時に表示されるエラーメッセージについては、“メッセージ集”の“リソースアクセス定義時に出力されるメッセージ”を参照してください。


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