Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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目次
索引

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1.7 ismodifyservice
名前
ismodifyservice − Interstage運用環境へのサービスの追加/変更/削除
形式
- サービスの追加
ismodifyservice [-M システム名] -a | -d ES|Servlet|SOAPCLGW|FJapache
- ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース/valueインタフェース)の参照先をローカルホストに変更
ismodifyservice [-M システム名] -a NS|IR
- ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)の参照先をリモートホストに変更
ismodifyservice [-M システム名] -r -h ホスト名 [-p ポート番号] NS|IR
- InfoProvider Proの追加


ismodifyservice [-M システム名] -a IPP Webサーバの識別子 環境定義ファイル名
- InfoProvider Proの削除


ismodifyservice [-M システム名] -d IPP Webサーバの識別子
機能説明
ismodifyserviceコマンドは、指定されたサービスに対して、以下の操作を行うコマンドです。
- サービスの追加
- ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース/valueインタフェース)の参照先変更
- サービスの削除
本コマンドにより操作できるサービスは以下のものです。
- インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)
- インタフェースリポジトリ(valueインタフェース)
- ネーミングサービス
- イベントサービス
- 旧バージョンServletサービス
- CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ
- Interstage HTTP Server(Enterprise EditionおよびStandard Editionのみ)


本機能を使用してサービスを追加した場合、そのサービスのチューニング値は、セットアップされているシステム規模に従ってカストマイズされます。
以下に、ismodifyserviceコマンドのオプションおよび引数を説明します。
-M システム名
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
-a
サービスの追加を行う場合に指定します。
また、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース/valueインタフェース)の参照先をローカルホストに変更する場合にも指定します。
-r
ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)の参照先をリモートホストに変更する場合に指定します。
-d
サービスの削除を行う場合に指定します。
-h ホスト名
-rオプション指定時に変更するホスト名を指定します。
-p ポート番号
-rオプション指定時に変更するポート番号を指定します。省略した場合は8002が指定されたものとみなします。
サービス識別名
追加/変更/削除するサービスの識別名を指定します。
各サービスの識別名は、以下のとおりです。大文字/小文字の区別はありません。
サービス |
指定する識別名 |
インタフェースリポジトリ(標準インタフェース) |
IR |
ネーミングサービス |
NS |
イベントサービス |
ES |
Interstage HTTP Server
(Enterprise EditionおよびStandard Editionのみ) |
FJapache |
 
InfoProvider Pro
|
IPP |
旧バージョンServletサービス |
Servlet |
CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ |
SOAPCLGW |
Webサーバの識別子 環境定義ファイル名

InfoProvider Proの追加時には、Webサーバの識別子および環境定義ファイル名を指定します。InfoProvider Proの削除時には、Webサーバの識別子のみ指定します。
識別子は任意の8文字以内の英数字で指定してください。

- Webサーバの環境定義ファイル名はファイル名のみ指定します。

- Webサーバの環境定義ファイル名はフルパスで指定します。
注意事項

- 本コマンドを使用する場合には、コントロールパネルのサービスや、net start / net stopコマンドを使用して、以下のサービスの起動・停止についても実施しないでください。ただし、下記(*)のサービスに関しては、Interstage動作環境定義の稼働状態監視モード(定義項目“IS Monitor Mode”にて指定)に“mode2”を指定して初期化している場合、操作することができます。
- CORBAサービス(OD_start)
- ネーミングサービス(Naming Service)
- インタフェースリポジトリ(InterfaceRep_Cache Service)
- インタフェースリポジトリ(InterfaceRep_Cache_e Service)
- イベントサービス(EventService)
- コンポーネントトランザクションサービス(TransactionDirector)
- データベース連携サービス(ObjectTransactionService)
- Interstage APIサービス(INTERSTAGE API)
- ロードバランスオプション(NS LoadBalancingOption)
- Interstage HTTP Server (*)
- InfoProvider Pro(F3FMwww) (*)
- HTMLページ編集サービス(WebGateway)
V6ではHTMLページ編集サービスを同梱していませんが、Windows(R)での上書きインストールの場合などは、HTMLページ編集サービスを使用できます。
- 旧バージョンServletサービス(Interstage JServlet) (*)
- CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ(CORBA_SOAP ClientGW) (*)

- Interstage HTTP Serverを拡張システムに対して追加/削除することはできません。(Enterprise Editionのみ)
使用例
イベントサービスを追加する場合
ネーミングサービスの参照先を変更する場合
ismodifyservice -r -h host01 NS |
InfoProvider Proを追加する場合

ismodifyservice -a IPP WWWSV WWWSV.dat |
InfoProvider Proを削除する場合

ismodifyservice -d IPP WWWSV |
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