MessageQueueDirector説明書
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目次
索引

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まえがき
■本書の目的
本書は、MessageQueueDirector(以降、MQDと略します)が提供するメッセージ交換機能の説明書です。
MQDは、アプリケーション間の非同期通信を実現するソフトウェアです。
本書の目的は、MQDの機能および使用方法を解説し、インターネットやイントラネットを介して接続された、業務システムの構築方法に関する情報を提供します。
読者は、本書からMQDについての以下の情報を得ることができます。
- 導入の事前評価のための基礎知識を得る。
- 特長を知る。
- 機能を知る。
- 設計・構築のための知識を得る。
- 運用のための知識を得る。
■本書の読者
本書は、MQDを使用した業務を検討、構築および運用される方を対象に記述されています。
■前提
本書を読むにあたって、以下の知識が必要です。
- 使用するOSに関する基本的な知識
- COBOL言語またはC言語の基本的な知識
■本書の構成
本書は、以下の4部構成になっています。
◆第1部 基本機能編
MQDの基本機能について説明しています。



第1章 概要
MQDの機能概要と適用効果、利用形態や関連するソフトウェアなど、MQDの全般的なことについて説明しています。


第2章 機能
MQDが提供する機能について説明しています。



第3章 環境作成
MQDで必要となるシステム環境の作成方法について説明しています。


第4章 運用
MQDを運用するための操作方法について説明しています。


第5章 保守
MQDを適用した業務の変更や拡張方法について説明しています。


第6章 アプリケーションの作成
MQDを使用するアプリケーションの作成方法について説明しています。



第7章 コマンド
MQDのコマンド文法について説明しています。


第8章 プログラムインタフェース
アプリケーションのプログラムインタフェースについて説明しています。
◆第2部 拡張機能編
各種の付加機能(サービス)について説明しています。


第9章 同報配信サービス
同報配信サービスについて説明しています。


第10章 ACM連携サービス
富士通のACM機能(ACMプロトコル)を利用したシステム間の連携サービスについて説明しています。



第11章 イベントチャネル連携サービス
Interstageの非同期メッセージ基盤を利用したシステム間の連携サービスについて、サービス環境の作成と運用について説明しています。

第12章 SMTP連携サービス
インターネットの電子メール機能を利用したシステム間の連携サービスについて説明しています。
◆第3部 クラスタシステム編
クラスタシステムについて説明しています。

第13章 クラスタサービス機能(Windowsサーバ SafeCLUSTER編)
Windowsサーバにおけるクラスタシステム環境(SafeCLUSTER)でMQDを使用する方法について説明しています。

第14章 クラスタサービス機能(Solaris OEサーバ SafeCLUSTER編)
Solaris OEサーバにおけるクラスタシステム環境(SafeCLUSTER)でMQDを使用する方法について説明しています。

第15章 クラスタサービス機能(MSCS編)
Windowsサーバにおけるクラスタシステム環境(MSCS)でMQDを使用する方法について説明しています。

第16章 クラスタサービス機能(Linuxサーバ PRIMECLUSTER編)
Linuxサーバにおけるクラスタシステム環境(PRIMECLUSTER)でMQDを使用する方法について説明しています。
◆第4部 付録



付録A 定義記述規約
MQDの各種定義の記述規約について説明しています。


付録B プログラム記述例
MQDを使用するアプリケーションプログラムの記述例を記載しています。



付録C MQDの名称規約
MQDの各種定義項目の名称規約を一覧しています。



付録D 各種制限数の一覧
MQDの各種制限数を一覧しています。


付録E SQL記述ファイルの内容
MQDで使用するSQL記述ファイルの内容を記載しています。

付録F 証明書/鍵管理ツール
証明書/鍵管理環境の作成および設定方法について説明しています。



付録G 他の非同期通信機能
Interstageで提供する非同期通信機能の利用方法(棲み分け)を説明しています。



付録H セキュリティ侵害の脅威と対策
MQDに関するセキュリティ侵害の脅威と対策について説明しています。
◆用語集
MQDの専門用語を説明しています。和文の用語は“アイウエオ”順に、英文の用語は“ABC”順に並べてあります。
なお、関連他製品の専門用語については、各製品のマニュアルを参照してください。
■本書の位置づけ
MQDのマニュアルは、説明書(本書)とメッセージ集の2冊から構成されています。

本書は、MQDについての情報提供を目的としています。そのため、本書の利用にあたっては、必要に応じて以下のマニュアルをお読みください。
- “Interstage Application Server Interstage運用ガイド”
- “Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”
- “Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”
- “Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)”
- “Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(コンポーネントトランザクションサービス編)”
- “Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)”
- “Interstage Application Server J2EEユーザーズガイド”
- “Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”
- “Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)”
- “Interstage Application Server チューニングガイド”
- “Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド(IPP編)”
- “MessageQueueDirector MQゲートウェイ 説明書”
- “Symfoware Server 概説書”
- “Symfoware Server スタートガイド サーバ編”
- “Symfoware Server RDB管理者ガイド”
- “Symfoware Server RDBユーザーズガイド データベース定義編”
- “Symfoware Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編”
- “Symfoware Server SQLリファレンスガイド”

- “Microsoft(R) Cluster Server 管理者ガイド”
- “SafeCLUSTER/Standard 導入運用ガイド”
- “Web-Based Admin View 操作手引書”

- “IDCM 使用手引書”
- “Systemwalker/PkiMGR 10.0 説明書 CA編- Solaris OE -”
- “Systemwalker/PkiMGR 10.0 説明書 RA編- Solaris OE -”
- “Systemwalker/PkiMGR 10.0 ガイド- Solaris OE -”
- “SafeCLUSTER 説明書”
- “SafeCLUSTER 導入運用手引書”

グローバル・サーバのマニュアル
- “OS IV VTAM-G解説書”
- “OS IV VTAM-G導入手引書”
- “OS IV VTAM-G運用手引書”
- “OS IV VTAM-G TISP説明書”
- “OS IV IDCM使用手引書”
- “OS IV IDCM/TISP説明書”
- “OS IV AIM解説書”
- “OS IV AIM ACM使用手引書”
- “OS IV AIMプログラミング手引書”
- “OS IV AIMプログラムインタフェース説明書”
- “OS IV/MSP AIM操作手引書”
- “OS IV/XSP AIM操作手引書”
- “OS IV INTERSTAGE解説書 (AIM連携)”
- “OS IV INTERSTAGEシステム開発手引書 (AIM連携)”
- “OS IV INTERSTAGE運用手引書 (AIM連携)”
- “OS IV INTERSTAGEリファレンスガイド (AIM連携)”
- “OS IV INTERSTAGEメッセージ説明書”
■本書の注意事項
本書で記述されている機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionでだけ使用できます。他のエディションでは利用できませんのでご注意ください。
本書で記述されている例は、読者の理解を深めることが目的であり、読者の理解に寄与する範囲だけに限定していることがあります。したがって、本書の例が完全にそのまま実運用で使用できるわけではありませんのでご注意ください。
■本書のコメント
用語について
本書では、グローバルサーバについてはグローバルサーバの用語を使用しています。また、各オペレーティングシステムが動作するサーバを以下の用語で表記しています。
- “Solaris(TM) Operating Environment”が動作するサーバを“UNIXサーバ”と呼びます。
- “Microsoft(R) Windows(R)”が動作するサーバを“Windowsサーバ”と呼びます。
- “IDCM使用手引書”および“IDCMヘルプ”を“IDCM使用手引書”と呼びます。
略記について
本書に記載されている略記を以下に示します。
- “MessageQueueDirector”を“MQD”と略します。
- “Symfoware Server”を“Symfoware”と略します。

- 文章中の“[ ]”で囲まれた文字は、ウィンドウ画面上のメニュー名やボックス名を表します。
輸出許可について
当社ドキュメントには、外国為替および外国貿易管理法に基づく特定技術が含まれていることがあります。本ドキュメントを非居住者に提供する場合には、経済産業大臣の許可が必要となる場合がありますので、ご注意ください。
商標について
本書に記載されている商標を以下に示します。
- Interstageは、富士通株式会社の登録商標です。
- Symfowareは、富士通株式会社の商標です。
- Microsoft、Windows(R)は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
- UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
- Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、Solaris およびすべてのSolarisに関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または 登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
- Linuxは、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
- MQSeriesは、米国IBM社の商標です。
お願い
- 本書を無断で他に転載しないようお願いします。
- 本書は予告なしに変更されることがあります。
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