Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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第11章 出口情報

11.7 ジョブネット終了遅延出口

ジョブネットが終了予定時刻になっても終了しない場合に呼び出される、出口プログラムについて説明します。

endlate.exitの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。

利用者がこれらの出口を利用して、独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、ジョブスケジューラをインストールしたディレクトリのbinディレクトリに格納してください。

■出口プログラムに渡されるパラメタ

出口プログラムに渡されるパラメタは、以下のとおりです。

argc  : パラメタの数(5)                (注1)
argv[0] : 出口プログラム名
argv[1] : ジョブネットの登録されているプロジェクト名
argv[2] : ジョブネット名
argv[3] : ジョブネット名称
argv[4] : ジョブネットの状態
argv[5] : サブシステム番号(文字列)            (注2)

注1) Systemwalker Operation Manager EEの場合、パラメタの数は6になります。
注2) Systemwalker Operation Manager EEのパラメタです。

第5パラメタ“ジョブネットの状態”に格納される文字列の意味を以下に示します。

not_executed:
ジョブネットが“実行待ち”であることを示します。
executing:
ジョブネットが“実行中”であることを示します。
warning:
ジョブネットが“警告状態”であることを示します。

■注意事項

■プログラム例

ジョブネット終了遅延出口のプログラム(Solaris版)を以下に示します。

 

/*
  コンソールに、遅れているというメッセージが、プロジェクト名およびジョブネット名
  と共に出力される、ジョブネット終了遅延出口のプログラム例(Solaris版) 
*/

#include <syslog.h> 
#include <stdio.h>

main(int argc, char **argv) 
{
    openlog("jobsch", LOG_CONS, LOG_USER);
    syslog(LOG_WARNING, 
        "WARNING: %s %s is delayed.", 
        argv[1], argv[2]);
    closelog(); 

    exit(0);
}

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