Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 - |
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第11章 出口情報 |
ジョブスケジューラに登録してあるジョブネットが正常終了、疑似正常、異常終了または強制終了した場合に呼び出される、出口プログラムについて説明します。
ジョブネットが正常終了または疑似正常したときは、jobsch.exit.normalの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。
ジョブネットが異常終了または強制終了したときは、jobsch.exitの出口プログラムが検索され、見つかった出口プログラムが呼び出されます。
利用者がこれらの出口を利用して独自の処理を行いたい場合は、同名の出口プログラムを作成して、ジョブスケジューラをインストールしたディレクトリのbinディレクトリに格納してください。
出口プログラムに渡されるパラメタは、以下のとおりです。
argc : パラメタの数(7) (注1) |
注1) Systemwalker Operation Manager EEの場合、パラメタの数は8になります。 注2) Systemwalker Operation Manager EEのパラメタです。
一時ファイルは、/var/tmpディレクトリに作成されます。(AIX版、Linux版およびLinux for Itanium版については、/tmpディレクトリに作成されます。)
一時ファイルには、ジョブネット内の個々のジョブについての情報が、以下のように格納されます。ジョブ名/終了コード/状態がジョブ1個分の情報です。
ジョブ名 |
上図の各情報について説明します。
一時ファイルは、ジョブスケジューラ側では削除しないので、出口プログラムで削除する必要があります。
出口が登録されていない場合は、一時ファイルは作成されません。
ジョブネット異常終了出口のプログラム例(Solaris版)を以下に示します。
/* コンソールに、ジョブネットが異常終了したというメッセージが ジョブネット名および終了コードと共に出力される、ジョブネット 異常終了出口のプログラム例(Solaris版) */ #include <syslog.h> #include <stdio.h> main(int argc, char **argv) { openlog("jobsch", LOG_CONS, LOG_USER); syslog(LOG_WARNING, "WARNING: jobnet abnormal end. project=%s, net_name=%s, net_comment=%s, net_code=%s", argv[1], argv[2], argv[3], argv[4]); closelog(); unlink(argv[6]); exit(0); }
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