Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 資源を配付する(資源配付) | > 3.7 他のソフトウェアと連携した運用 |
ここでは、ロードバランサと連携した運用について説明します。
本項記述のさらに詳細な内容については、Systemwalker技術情報ホームページで公開されている、“IPCOM運用管理ガイド スケーラブル運用”および“Interstage運用管理ガイド スケーラブル運用”を参照してください。
資源配付がロードバランサと連携することにより、ロードバランサによって負荷分散されたサービスを実現しているサーバ群に資源を配付する場合に、ロードバランサから切り離しや組み込みを指示する必要が無くなります。
また、サービスを停止させずに資源の適用ができます。
複数のロードバランサを運用している環境では、切り離しを行うロードバランサには、共通のユーザ名およびパスワードが設定されている必要があります。
各ロードバランサ単位に異なるユーザ名での切り離しを行うことはできません。
雛形の格納先は、以下のとおりです。
[Windows]
Windows(R)の場合
[UNIX]
SolarisおよびLinuxの場合
バッチファイルおよびシェルスクリプトの雛形を、以下に示します。
なお、雛形の詳細については、Systemwalker技術情報ホームページで公開されている、ロードバランサのドキュメントを参照してください。
Windows(R)のバッチファイル
REM load balancer disconnect script |
REM load balancer connect script |
SolarisまたはLinuxのシェルスクリプト
#!/bin/sh |
#!/bin/sh |
備考
切り離し出口・組み込み出口の編集箇所を以下に示します。編集箇所は、"Please configure batch-variables"で記述している以下の環境変数の設定値を、運用環境・運用方法に応じて編集してください。また、" Do not modify under this line."で記述している以降の行は編集しないでください。
各環境変数の詳細は、Systemwalker技術情報ホームページで公開されている、ロードバランサのドキュメントを参照してください。
ロードバランサの運用管理コマンド(nsstateコマンド)が格納されているパスをフルパスで記述してください。
nsstateコマンドの実行結果を出力するファイル名を指定します。本ファイルは保守情報ですので、nsstateコマンドの実行結果を採取しない場合は、Windowsであればnulを指定してください。SolarisおよびLinuxであれば/dev/nullを指定してください。
nsstateコマンドの/timeoutオプションで指定する、ネットワーク・サーバからのレスポンス待ち合わせ時間を秒単位で指定します。
nsstateコマンドの/waitオプションで指定する、すべてのコネクションが0になるまで待ち合わせる時間を秒単位で指定します。
切り離し指示を行った際、既に切り離されていても適用処理を継続する場合は、設定値にAPPLYCONTと記述します。
切り離し指示を行った際、IPCOMの状態が保守作業中状態に遷移するまでの時間を秒単位で指定します。
nsstateコマンドの実行結果を出力するファイル名を指定します。本ファイルは保守情報ですので、nsstateコマンドの実行結果を採取しない場合は、Windowsであればnulを指定してください。SolarisおよびLinuxであれば/dev/nullを指定してください。
nsstateコマンドの/timeoutオプションで指定する、ネットワーク・サーバからのレスポンス待ち合わせ時間を秒単位で指定します。
切り離し指示を行った際、既に切り離されていても自動的に組み込みを行う場合は、設定値にYESと記述します。
切り離し出口・組み込み出口には以下の環境変数にて情報を受け渡しします。
組み込み出口のみ設定される環境変数であり、切り離し指示を行った際、既に切り離しされた状態の場合のみALREADYDISCが設定されます。それ以外の場合はヌルとなります
注2)組み込み出口のみ設定される環境変数です。
[Windows]
Windows(R)の場合
[UNIX]
SolarisおよびLinuxの場合 (注)ファイルのアクセス権(所有者、グループ、その他のユーザ)に、読み取り可能属性が必要です。
ロードバランサ用の連携ファイルの形式を以下に示します。各IPアドレスはカンマ区切りで指定し、適用対象の負荷分散対象サーバが複数存在する場合は、以下のとおり、適用対象の負荷分散対象サーバ毎に1行ずつ記述します。
運用管理サーバの資源配付で定義している宛先システムのIPアドレスを指定します。
ロードバランサのIPアドレスを指定します。
サイト・ファームの仮想IPアドレスを指定します。
適用対象の負荷分散対象サーバにLANカードが複数枚搭載されている場合に業務LANのIPアドレス(ロードバランサが認識している負荷分散対象サーバのIPアドレス)を指定します。LANカードが一枚の場合は、管理LANのIPアドレスと同じIPアドレスを指定します。
ロードバランサ用の連携ファイルの作成例を以下に示します。
192.168.1.140,192.168.1.111,192.168.252.50,192.168.253.140 |
資源配付ウィンドウの場合
コマンドの場合
drmsrqstコマンドで、以下の適用指示ができます。コマンドの詳細については、リファレンスマニュアルを参照してください。
複数の資源グループまたはメンテナンス版数を、一度に適用指示することはできません。
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