Systemwalker Centric Manager APIガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 APIリファレンス

3.75 vopfmt()関数

■機能説明

vopfmt()関数は、“ラベル:エラー種別:メッセージテキスト”の形式でメッセージを作成し、そのメッセージを指定したstreamに出力するとともに、システム監視エージェントへメッセージを通知します。

ラベルの指定は、opsetlabel()関数によって行います。ラベルが指定されない場合、“エラー種別:メッセージテキスト”の形式でメッセージが作成されます。

システム監視エージェント未起動時は、メッセージ一時保存ファイルに保存され、システム監視エージェント起動時に読み込まれます。

■呼び出し形式

#include <stdarg.h>
#include <opfmt.h>
int vopfmt(FILE *stream, long flags, char *format, va_list ap);

■パラメタ

stream:
出力先のファイルポインタを指定します。streamにNULLを指定した場合は、システム監視エージェントだけに通知されます。
flags:
作成するメッセージの形式、メッセージカタログへのアクセスの有無、およびエラー種別を指定します。
flagsは複数指定できますが、以下の各グループから1つずつしか指定できません。
メッセージ作成形式フラグ:
どのようなメッセージを作成するか指定します。
MM_NOSTD:
“ラベル:エラー種別:メッセージテキスト”形式ではなく、メッセージテキストだけがメッセージとして通知されます。MM_NOSTDが指定された場合、エラー種別フラグは無視されます。
MM_STD:
“ラベル:エラー種別:メッセージテキスト”形式でメッセージが作成されます。メッセージ作成形式フラグが指定されない場合、デフォルトはMM_STDです。
エラー種別フラグ:
作成されるエラーメッセージのエラー種別を指定します。エラー種別フラグが指定されていない場合、デフォルトはMM_ERRORです。
MM_HALT:
エラー種別をHALTに設定します。
MM_ERROR:
エラー種別をERRORに設定します。
MM_WARNING:
エラー種別をWARNINGに設定します。
MM_INFO:
エラー種別をINFOに設定します。
format:
メッセージテキストを指定します。メッセージテキストは、printf()関数と同じ形式で指定します。メッセージテキストが決定できない場合は、メッセージテキスト文字列として、“Message not found!!\n”が使用されます。
args:
formatで指定した、printf形式のメッセージテキストに対し、必要な引数を指定します。formatの指定に対して、argsの数が多い場合は、余分なargsは無視されます。formatの指定に対してargsの数が少ない場合は、その結果は不定です。
ap:
va_startで初期化された可変個数引数リストです。

■参照

システム監視のAPI、opfmt()関数、opsetlabel()関数を参照してください。

■復帰値

0以上:
正常終了。通知したメッセージのバイト数。
−1
異常終了。

■API格納場所

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin\mpopfmt.dll

■注意事項

運用管理サーバでクラスタ待機系の監視を行っている場合、待機系のシステムからvopfmt関数を使用してメッセージを出力しても運用系システムでのメッセージ監視はできません。なお、待機系時に実行したvopfmt関数の結果は、APIを使用したアプリケーションを実行したシステムが運用系になったときにメッセージが通知されます。

■使用例

使用例を以下に示します。

opsetlabel("LABEL");
vopfmt(stderr, MM_INFO, "test:23:test message 1 −−%s\n",ap);

■実行結果/出力形式

[通知メッセージ]

LABEL: INFO: test message 1 −−No such file or directory

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