Systemwalker Centric Manager APIガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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3.48 Mp_SendMSMail()関数
■機能説明
MS−Mailの送信をアクション管理サービスに要求します。
■呼び出し形式
long Mp_SendMSMail(unsigned char *AppName,MpAddress *AddressList,int nAddressList,MpDataList *MailData, int nMailData,unsigned char *MailTitle, MpMMParam *MMailParam)
■パラメタ
- AppNname:
- 呼び出し元のアプリケーション名のアドレスを指定します。
アプリケーション名は64バイト以内で指定します。
- AddressList:
- あて先情報構造体(MpAddress)のアドレスを指定します。
メールを送信するユーザ名を指定します。
複数指定する場合は、配列で指定します。
- nAddressList:
- AddressListに指定した配列数を指定します。
- MailData:
- メール送信データ情報構造体(MpDataList)のアドレスを指定します。複数のデータを送信する場合は、配列で指定します。
- nMailData:
- MailDataに指定した配列数を指定します。
- MailTitle:
- メールのタイトルを指定します。
- MMailParam:
- メール送信管理情報構造体(MpMMParam)のアドレスを指定します。
メールを送信するための情報を指定します。
NULLの場合、各項目の省略値を使用します。
■構造体の説明
◆あて先情報構造体(MpAddress)の形式
typedef struct MpAddress_tag {
int type ;
unsigned char *address ;
char *addrid ;
} MpAddress ;
- type:
- addressに指定したアドレスの種別を指定します。
- TYPE_ADDRESS:
- 送信先のメールアドレスです。
- TYPE_NAME:
- あて先名です。
- address:
- メールアドレス、またはあて先名のアドレスを指定します。
- addrid:
- TYPE_NAMEを指定した場合に、あて先名に対応する利用者管理の利用者コードのアドレスを指定します。
◆メール送信データ情報構造体(MpDataList)の形式
typedef struct MpDataList_tag {
int type ;
unsigned char *data ;
} MpDataList ;
- type:
- dataに指定するデータの種別を指定します。
- TYPE_LMEMORY:
- メモリデータです。
- TYPE_FILENAME:
- ファイル名です。
- TYPE_TEMPFILE:
- ファイル名(メール送信が正常終了した後、アクション管理がファイルを削除する)です。
- data:
- TYPE_LMEMORYの場合は、1028バイト以内で指定したメモリデータのアドレスを指定します。
TYPE_FILENAME、およびTYPE_TEMPFILEの場合は、MAX_PATH以内で指定したファイル名のアドレスを指定します。
◆メール送信管理情報構造体(MpMMParam)の形式
typedef struct MpMMParam_tag {
char *Profile ;
char *Password ;
} MpMMParam ;
- Profile:
- ログオンするユーザ名のアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。
- Password:
- ログオンするユーザのパスワードのアドレスを指定します。
NULLを指定した場合は、省略値を使用します。
■参照
アクション管理のAPIを参照してください。
■復帰値
- 0以上:
- 正常。
- 負の値:
- エラー。
- MPACT_PARAMERR:
- パラメタエラーです。
- MPACT_NOMEMORY:
- メモリ不足です。
- MPACT_NOTADDRESS:
- 有効なメールアドレスがありません。
- MPACT_NOTMOVE:
- アクション管理サーバが起動されていません。
- MPACT_COMFAIL:
- アクション管理サーバとの通信に失敗しました。
- MPACT_SYSERR:
- アクション管理サーバでエラーが発生しました。
- MPACT_NOTDLL:
- アクション要求用DLLがロードできません。
- MPACT_EXCEPT:
- 不当な領域のアドレスが指定されました。
■備考
- メールデータにメモリデータは1つだけ指定可能。また、メモリデータは配列の先頭に指定します。メモリデータがない場合は、すべて添付ファイルとして送信します。
- メモリデータは、'\0'で終了させます。改行は、CR(0x0d)+LF(0x0a)のコードで行います。
■API格納場所
アクション管理のAPIを参照してください。
■注意事項
Windows(R) 2000、Windows Server(TM) 2003などOutlook Expressがインストールされている場合は、MS−Mailの受信はできません。E−Mailで実施してください。
■動作環境による差異
Windows NT(R)上で動作可能です。
■使用例
MS−Mail送信APIの使用例を以下に示します。
#include "f3crhxac.h"
unsigned char *AppName = "MS−Mail送信API" ; // 依頼元アプリケーション名
MpAddress addr[2] ; // 送信先アドレス格納域
int naddr ;
MpDataList data[2] ;
int ndata ;
unsigned char *Title ="システム異常通知” ; // メールタイトル
MpMMParam MailPrm = NULL ; // 省略値を使用
long lrc ;
addr[0].type = TYPE_ADDRESS ; // ユーザ operatorとuser01にメッ
addr[0].address = "operator" ; // セージを送信する
addr[1].type = TYPE_ADDRESS ;
addr[1].address = "user01" ;
naddr = 2 ;
data[0].type = TYPE_LMEMORY ; // 送信データの設定
data[0].data = "異常が発生しました。\r\n詳細は添付ファイルを参照してください。\r\n" ;
data[1].type = TYPE_FILENAME ;
data[1].data = "C:\\TEMP\\ERR001.LOG" ;
ndata = 2 ;
lrc = Mp_SendMSMail(AppName,addr,naddr,data,ndata,Title,MailPrm) ;
if ( lrc < 0 ) {
/* エラー処理 */
}
/* 正常終了 */
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