Systemwalker Centric Manager APIガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
|
目次
索引

|
3.19 Mp_GetRemoteCmdMap()関数
■機能説明
Mp_RespRemoteCmd()関数発行後にコマンド実行結果の受信が完了し、Mp_GetRemoteCmdMap()関数を呼び出すことにより、コマンド実行結果のデータを取出します。
■呼び出し形式
#include <mp_opagt_api.h>
BOOL Mp_GetRemoteCmdMap( fp,buf,id,status,resp,node,NodeID,
DatabaseID );
HANDLE fp; /* Mp_OpenRemoteCmd()で獲得したハンドルを指定 */
/* する */
void *buf; /* Mp_RespRemoteCmd()で指定したバッファを指定 */
/* する */
int *id; /* コマンド要求に対応する識別子の格納領域のア */
/* ドレスを指定する */
int *status; /* 応答ステータスの格納領域のアドレスを指定す */
/* る */
char *resp; /* コマンドの実行結果、詳細コードの格納領域の */
/* アドレスを指定する */
char *node; /* コマンドを応答したシステムのノード名の格納 */
/* 領域のアドレスを指定する */
DWORD *NodeID; /* NULLを指定する */
DWORD *DatabaseID; /* NULLを指定する */
■パラメタ
- fp:
- Mp_OpenRemoteCmd()で獲得したハンドルを指定します。
- buf:
- Mp_RespRemoteCmd()で指定したバッファを指定します。
- id:
- Mp_ExecRemoteCmd()の復帰コードに対応する識別子が格納されます。これにより、どのコマンド要求に対するコマンド応答かを識別できます。
- status:
- statusは、コマンド応答の種別です。応答ステータスを、以下に示します。どちらかの値が格納されます。
- コマンド結果応答
- STATUS_OUT:
- 標準出力に出力されたコマンドの結果です。
- STATUS_ERR:
- 標準エラー出力に出力されたコマンドの結果です。
- コマンド最終応答
- STATUS_END:
- コマンド応答が正常に終了しました(復帰コードあり)。
- STATUS_AED:
- コマンド応答が終了しました(異常終了等)。
- resp:
- statusがコマンド結果応答の場合、実行されたコマンドの出力結果が格納されます。2048バイト分呼び出し元で準備します。statusがコマンド最終応答の場合、先頭4バイトにコマンドの詳細コードが格納されます。
応答ステータスがSTATUS_ENDの場合、respの内容を以下に示します。
0 1 2 3 4(byte)
+--------+--------+--------+--------+
|sig |code |rsv |rsv |
+--------+--------+--------+--------+
- sig:
- NTにコマンドを発行した場合は0です。
UNIXにコマンドを発行した場合、コマンドがシグナルを受信して終了した場合0でない値が復帰します。(詳しくは、wait関数のマニュアルを参照してください。)
- code:
- コマンドの終了コードが格納されます。
ただし、正確な値が格納されるのは0-255までです。
- rsv:
- 予約域です。
備考.ホストバイトオーダで記述しています。
応答ステータスがSTATUS_AEDの場合、respの先頭4バイトにintで、以下に示す詳細コードが設定されます。
- OP_RSPINFO_ABE:
- コマンド実行中にシステムが停止しました。
- OP_RSPINFO_NDE:
- 要求されたシステムが停止しています。
- OP_RSPINFO_EXECERR:
- 資源不足等でコマンドの実行に失敗しました。
- OP_RSPINFO_RSPERR:
- コマンドは実行しましたが、その結果の獲得に失敗しました。
- OP_RSPINFO_TPH:
- 通信パスに異常が発生しました。
- OP_RSPINFO_LEN:
- コマンド実行結果のテキストが長すぎて処理できません。
- OP_RSPINFO_CEK:
- ハードウェアが保守中のため、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_LOC:
- キーボードロック中で、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_PAR:
- 内部論理エラーが発生しました。
- OP_RSPINFO_AOT:
- タイムアウトが発生しました。
- OP_RSPINFO_EXC:
- コマンドの送信に失敗しました。
- OP_RSPINFO_SDW:
- FTOPSII(SYSCOM)がスローダウンしました。
- OP_RSPINFO_RST:
- アテンションリセット中断が発生しました。
- OP_RSPINFO_LOWERLEVEL:
- 機能レベルが低いために、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_FTOPS2:
- FTOPSIIへのコマンド投入は不可能です。
- OP_RSPINFO_END:
- コマンド応答が正常に終了しました(復帰コードなし)。
- OP_RSPINFO_NOANSPART:
- 下位システムのシステム監視エージェントサービスが停止しているために、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_NOANSRAS:
- 下位システムのシステム監視エージェントサービスが停止している、またはRASによる接続処理が行われていないため、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_NOHST:
- 下位システムのIPアドレスが未定義のために、コマンドを投入できません。
- OP_RSPINFO_CONREQ:
- 下位システムに対して接続依頼中のために、コマンドを投入できません。
- node:
- コマンドを応答したシステムのノード名が格納されます。
MPOP_NODENAMELENバイト分呼び出し元で準備します。
■復帰値
- TRUE:
- 正常終了。コマンド実行結果を正常に受信。
- FALSE:
- 異常終了。詳細なエラーコードは、GetLastError()で取得してください。
All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2005