Systemwalker Centric Manager APIガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 APIリファレンス

3.3 Mp_ChangeEventStat()関数

■機能説明

Mp_OpenEventStat()発行後、Mp_ChangeEventStat()関数を発行することにより、イベントの対処要求を行います。

■呼び出し形式

#include <mp_opmgr_api.h>
int    Mp_ChangeEventStat( fp, hisnum, keydata, status, dealer,
                           memo, chgflag );

HANDLE     fp;         /* ファイル記述子を指定する           */
long       hisnum;     /* 監視イベント番号を指定する         */
MPOPCESKEY *keydata;   /* MPOPCESKEY構造体を指すポインタを   */
                       /* 指定する                           */
DWORD      status;     /* イベントの状態を指定する           */
char       *dealer;    /* 対応者を指定する                   */
char       *memo;      /* メモを指定する                     */
DWORD      chgflag;    /* 変更指定を有効にする項目を指定する */

■パラメタ

fp:
Mp_OpenEventStat()で獲得したハンドルを指定します。
hisnum:
対処する監視イベントの、監視イベント番号を指定します。監視イベント番号は、2,147,483,647以下の値です。
対処する監視イベントを、イベントテキスト、イベント発生システムのノード名/ノードID、およびイベント発生日時で特定する場合は、このパラメタに0を指定します。
keydata:
MPOPCESKEY構造体を指すポインタを指定します。
この構造体は、対処する監視イベントを、イベントテキスト、イベント発生システムのノード名/ノードID、およびイベント発生日時で特定する場合に必要です。
対処するイベントを監視イベント番号で特定する場合は、NULLを指定します。
status:
対処する監視イベントの状態を指定します。このパラメタには、以下の値のどれかを指定します。
MPOP_CES_DEFEVT:
監視イベントの状態は[保留]。
MPOP_CES_FIXEVT:
監視イベントの状態は[対処済]。
MPOP_CES_REPEVT:
監視イベントの状態は[返答済]。
dealer:
監視イベントに対応した人の名前を、16バイト以内で指定します。
新規対応者を指定しないで、対処要求前の情報を破棄する場合は、NULLを指定します。
memo:
監視イベントに対するユーザメモを、320バイト以内で指定します。
新規ユーザメモを指定しないで、対処要求前の情報を破棄する場合は、NULLを指定します。
chgflag:
対処要求で、変更指定を有効にする項目を指定します。
このパラメタには、以下のフラグを任意に組み合わせて指定します。
MPOP_CES_STATUS:
statusに指定された値を有効にする。
MPOP_CES_DEALER:
dealerに指定された値を有効にする。
MPOP_CES_MEMO:
memoに指定された値を有効にする。
MPOP_CES_ALL:
status、dealer、memoに指定された値をすべて有効にする。

■構造体の説明

◆MPOPCESKEY構造体の形式

typedef struct _MPOPCESKEY {
   char       nodename[MPOP_NODENAMELEN];
   DWORD          NodeID;         /* リザーブ領域  */
   DWORD          DatabaseID;     /* リザーブ領域  */
   time_t     timerec;
   char       eventtext[MPOP_EVENTLEN];
} MPOPCESKEY;
nodename:
対処する監視イベントが発生したシステムのノード名を指定します。
timerec:
対処する監視イベントが発生した日付および時間を、time_t型で指定します。
eventtext:
対処する監視イベントのテキストを指定します。

■参照

システム監視のAPI、Mp_OpenEventStat()関数、Mp_CloseEventStat()関数を参照してください。

■復帰値

0:
正常終了。イベントを正常に対処。
4:
異常終了。返答要求メッセージ以外を[返答済]にしたため対処不可能。
3:
異常終了。ログファイルに該当するイベントが存在しないため対処不可能。
2:
異常終了。返答要求メッセージで、すでに状態が[返答済]のため対処不可能。
1:
異常終了。イベントの状態が[調査中]のため対処不可能。
−1:
異常終了。異常発生のため対処不可能。
−2:
異常終了。イベントを正常に対処したが、マネージャで続行不可能な異常が発生。

備考

マイナス復帰した場合の詳細なエラーコードは、GetLastError()で取得してください。

■API格納場所

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin

■動作環境による差異

運用管理サーバだけで使用可能です。


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